暑中見舞いが届いた。
差出人は、タケちゃんだった。
タケちゃんとは、カーディーラーの営業マンである。
暑中見舞いを送ってきたのはいいが、
決まり切った文章が印刷されているだけの
何とも素っ気ないものであった。
手書きは名前だけである。
いいのか、それで。
お土産までやったのに。
私はすぐにお返しの暑中見舞いを書いた。
自分で撮った画像を張り付け、手書きコメントもふんだんに入れた。
私と妻の似顔絵まで描いた。
どうだ。
これを見たタケちゃんは、すぐに電話を掛けてきて、
「こ、これこそ、心のこもったハガキです。感動しました!」
と言うに違いない。
うーん・・・
言わないな。

