ある経営者が書いた本に、こんな話があった。
従業員数十人の電気工事会社の社長が、
初めて早朝の社員勉強会を行うことにした。
勉強会開始の朝7時に会社に来てみたら、
参加者はたったの4人だったと言う。
明らかに社長はなめられていた。
そこで社長は、もっとも扱いにくい社員に聞いた。
「個別に補習をするので、都合のよい時間と場所を言ってくれ」。
するとその社員は、山奥のダム現場に、
日曜日の夜十時に来て欲しいと言ったそうである。
そんなところに社長が来るはずはない。
そう思って言ったはずだったが、
社長はCDデッキを抱えてダム現場までやってきた。
翌週の勉強会には全員が集まったという。
日曜日の夜に社長と一対一で勉強をさせられるくらいなら、
早朝の勉強会に出た方がよほどマシ、という訳だ。
何事も新しい取り組みには、覚悟が求められる。
その覚悟を社員に示すためには、行動も含め、
社長自らが変わらなければならない。
そう言えば、コンサルタントのHさんも、
セミナーで同じこと、言ってたなあ。

