「もしも決めていただければ、
私の上司から大きな大きなプレゼントがあります」。
女性担当者は満面の笑顔でこう言った。
はて?
もったいぶった言い方だが、
いったい大きな大きなプレゼントとは何だろう。
しかもわざわざ上司からだと言う。
ひょっとして巨大なぬいぐるみか。
まさか。
私は、そのプレゼントが何かそっと聞いてみた。
なんとそれは「値引き」であった。
いくらかはわからないが、かなり魅力的な値引きらしい。
私は、わざわざ上司が値引きを告げに来ることに、
どんな意味があるのかを考えてみた。
権限さえ与えれば、値引きは誰にでもできる。
パートさんやアルバイトにも可能だ。
しかし、「値引き」が上司という偉い人にしかできないとしたら。
「値引き」に価値が生まれはしないだろうか。
同じ値引きでも「特別感」というオーラが醸しだされはしないだろうか。
「決めていただければ、上司から大きなプレゼントがあります」。
うーん・・・
なかなか面白いトークである。

