冗談のようなビール会社の系列会社も面白い。
そこはスキー場のレストランである。
スキー場のレストランと言えば、
まずいのがあたりまえと言う。
再生を請け負った経営者は、
レストランの責任者にこんな指示を出した。
「カレーがまずいというお客さんには、全額返金するよ」。
現場は戦慄した。
返金を求めるお客で大混乱になるのではないか。
責任者は死に物狂いでカレーの味を見直した。
辛さも選べるようにした。
それでも現場は戦々恐々として、
返金サービス初日を迎えた。
1日目・・・返金要求なし
2日目・・・返金要求なし
拍子抜けしつつあった3日目に
若者2名が「返金してくれ」と言ってきた。
そらきた。ついにきた。
おそるおそる理由を聞いてみたら、若者はこう言った。
「ごはんがベトベトなんですけど」。
炊飯器が老朽化していたのが原因だった。
責任者はすぐに最新の炊飯器を買いに走った。
結局、返金要求はほとんどなかったと言う。
その上、返金制度によってカレーの味と現場の責任感が一気に高まった。
カレーは一気にヒットメニューになったそうである。
サービスレベルが低い場合、
完全返金保証をするべきだと経営者は言う。
そのスキー場には、スキー教室にも
「上達保証制度」という返金保証制度があるそうだ。
ならば、自動車学校でもいろいろできそうではないか。
3月末までに卒業できなければ返金。
3日に1時限しか乗れなければ返金。
返金の山になったりして。

