ショッピングモールに着いてすぐ、妻が、
「帽子が欲しいので見てくる。」と言って、
売場に消えていった。
私はしばらく本屋で時間を過ごしたあと、
「そろそろお昼にしよう」とメールを送り、
待ち合わせ場所のフードコートに行った。
帽子を買ったのかと思いきや、
妻は手に何も持っていなかった。
「買わなかったのか?」と聞いたら、妻はこう言った。
「私の頭は小さいので、
気に入ったものでもサイズがないのです」。
そして、こう付け足した。
「あなたは反対に、頭がデカすぎてサイズがありませんわね」。
私は、表情を変えずにこう言った。
「うむ。我々が二人並ぶと、
クリスチアーノ・ロナウドとドログバのようだな」。
妻は天井の方を向いて、
はっはっはっは、と爽快に笑った。
よし。
フェイススケール「8」をゲット。

