ある経営者がこんな話をしてくれた。
最近結婚した指導員のA君が、
ある経営に関する本をネットで買おうとしたところ、
在庫がなくて入手が随分先になるとのことであった。
A君は困ったものの、出版社に直接問い合わせてみたところ、
すぐに購入することができたそうである。
ところが、本を注文してほどなく、
新妻が、「はいこれ」と同じ本をA君に手渡した。
新妻は、A君が困っているのを知って、
密かに本を手配していたのである。
A君は、自分が注文したとは言えずに
笑顔で「ありがとう」と言ったそうである。
なんとも微笑ましいエピソードである。
私は、この話を自分に置き換えて考えてみた。
もしも、妻がある本を欲しがっていることを知って、
妻を喜ばそうと密かに注文したとする。
しかし結果的に、2冊の同じ本を購入することになる。
妻はきっとこう言って怒るだろう。
「もったいない!いらんことしんさんな」。
新婚。
それは気恥ずかしいくらい
人生において最も利他的な時なのである。
問題はいつまで続くかだが、
意外にみじけえぞ。

