ある経営者から電話があった。
「川崎さん、〇〇から〇〇行きの早得航空券使いませんか?」
聞いてみると、予定が変更になったのだと言う。
しかし、早得チケットは安い分、キャンセルすると50%も取消料がかかる。
経営者は苦笑しながら言った。
「早得航空券を買って、まともに使ったためしがありません」。
スケジュールがよく変わる人には、
早得はなじまないのである。
私は「社長は早得、買わない方がいいと思いますよ」と言いながら、
実は自分自身も何度もキャンセル料を払ったことを思い出した。
しかし、苦い思いを何度もしているにもかかわらず、
ついつい求めてしまうのである。
早得とは悩ましい。
まるで、かなわぬ恋のようなものか。
それとも破滅の罠か。

