空港の玄関を入ったら、
すぐに正面に貼り紙が貼ってあった。
悪天候による条件付きフライトの案内である。
行き先の鹿児島は霧で視界が悪いので、
着陸できない場合、福岡に変更すると書いてある。
ただ、よくあることなのでいつも通りロビーで待っていた。
すると、今度はこんな放送が流れてきた。
「広島上空は大雨で視界不良のため、
鹿児島からの飛行機が着陸できない恐れがあります」。
飛行機は鹿児島への折り返し便なので、
着陸できないと欠航になってしまう。
何度か同じ放送が流れた後、こんな放送が流れた。
「鹿児島からの飛行機は悪天候により福岡に向かいました。
従いまして、鹿児島行きは欠航となります」。
それから話せば長くなることを割愛して結論を言うと、
私は、新幹線で博多まで行き、そこから高速バスで目的地に向かった。
到着したのは午後6時、1時間で着くところが5時間半かかった。
結局、鹿児島への便は欠航した1便以外ちゃんと飛んでいた。
それに乗っていれば、午後4時前に着いていたことになる。
しかし、悪天候時の飛行機ほどあてにならないものはないので、
その判断をどうこう言っても仕方ない。
やれやれ。
何が疲れるって、移動が一番疲れるのである。
到着後すぐに入った温泉が、じんと沁みた。

