ある人から、生命保険に入ってはどうかと勧められた。
どこかお勧めの保険会社はないかと、それとなく聞いてみたら、
こんな答えが返ってきた。
「逃げられない人がいいですよ」。
逃げられない人???
怪訝そうな顔をしていたら、その人が意味を教えてくれた。
「保険は掛け金を払う時が大事なのではなくて、もらう時が大事ですよね。
ところが、保険業界というのは、契約時の担当者が
支払いの時には辞めていないケースが非常に多いんです」。
そう言えば、大手保険会社の営業は、
入社した人の9割が辞めてしまうという話を聞いたことがある。
最初は親戚縁者・知人に契約をもらうが、その後が続かないからだ。
そうなると、支払いの時にはとうの昔に辞めている場合がほとんどだろう。
私も、同級生が外資系の保険会社にいたので、
勧められるままに入ってはみたものの、数年前会社を辞めてしまった。
今では時々、契約内容が郵送されてくるくらいである。
そうなると、保険について相談する気にもならないし、
しかるべき時にちゃんと払ってくれるのか、不安に思うこともある。
最近は、大手保険会社が
「確認活動をしています」というテレビCMを流しているが、
有名な女優を使っているとかえってうそ臭く感じる。
「住宅ローンで家を建てて、そこで開業している個人の代理店だったら、
辞めようにも辞められないし、逃げようにも逃げられないでしょう」。
なるほど、そう言うことか。
保険業界は、「契約を取ったらそれでよし」
という風潮がまだ根強く残っているのかもしれない。
待てよ・・・
「入校したら、それでよし」。
どこかの業界に似てるな。

