ある教習所の方から、次のような依頼があった。
「教習のビデオができたので、そのネーミングを考えて欲しい」
「教習のビデオ」とは、教習の内容について
あらかじめその内容がわかるよう、また、
教習の後で習ったことを再確認できるようにするためのビデオである。
つまり、簡単に言うと教習の予習復習ができるビデオということになる。
これまでにない画期的な教材である。
しかし、それだけにネーミング考案は難航した。
生徒さんに愛着を感じてもらい憶えてもらえるようなネーミング。
なかなか思いつかない。
私は妻のアイデアを借りようと相談してみた。
「予習と復習ができる教習のビデオなんじゃけど」
妻は、ふふんと笑いながら言った。
「こんなのどう?『予習復習シューマッハ』!」
出た。
こんな時に妻はよく暴走する。
しかも、意味不明な暴走。
「あ、『予習侍(さむらい)』っていうのええかも?」
どこが?と思いながら私もあきらめて暴走に参戦する。
「『予習侍』とくれば・・・『復習の鬼』じゃろ。復習と復讐を掛けてみた」
「あ!面白い。それいいかも」
どこの教習所に、
『予習侍、復習の鬼』
というタイトルの教材ビデオがあるのだろう?
結局、最後に私が思いついたのがこれ。
『まなぶ君』。
すると、妻が言った。
「『ミエールまなぶ君』にして、日本人とフランス人のハーフにしよう!」
たしかに教習の中身が見えるから、ミエールも悪くない。
でも・・・
お正月にもう一度考えてみよう。
一人で。

