ある難しい本の中に、
これからは左脳型よりも右脳型の人間が活躍する時代である、
というようなことが書いてあった。
その中で、音楽のことにも触れてあった。
「モーツァルトは右脳型の音楽で、ベートーベンは左脳型の音楽」
なのだそうである。
前者は、自由奔放で感覚的、
後者は、様式重視で論理的、ということだろうか。
モーツァルトを聴くとどうやら右脳が刺激されるらしい。
そう言えば、赤ちゃんにモーツァルトを聴かせるとよい、という人もいれば、
植物やワインにモーツァルトを聴かせているという話も聞いたことがある。
しかし、どんな音楽であっても「〇〇を聴くと〇〇になる」、
というのは、音楽を聴く動機としてはいかがなものか。
音楽は聴きたいものを聴くのがよいと思う。
ベートーベンにしても、交響曲7番(最近「ベトシチ」と呼ばれている)などは、
気分が異様に盛り上がる曲として、私は好んでよく聴く。
じゃんじゃがじゃがじゃが、じゃーじゃーじゃーじゃー
じゃん、じゃがじゃん、じゃがじゃん!ブラボー!
などと、クライマックスのメロディを風呂で口ずさむこともよくある。
音楽は気分によって楽しめばよいと思うのである。
しかし、音楽を聴かないよりは聴く方が、
右脳は刺激されるのは間違いないだろう。
大事なのは、「それをやったらいくら儲かる」ってな意識で、
音楽を聴いても右脳に何の効果もないということだろう。
なぜなら、利益計算は極めて左脳的な行いなのだから。

