私の姉は宝塚歌劇のファンである。
一年中、スカパーの宝塚専用番組を観ているようで、
運動不足のためかここ数年どんどん太っている。
それはさておき、
宝塚には「男役」と「娘役」がいて、
それぞれ「トップスター」がいる。
中でも最高位は「男役」トップで、
その人気はすごいらしい。
ところで、ファンの間では、
「あの子はもう男になっている」とか、
「まだ男になっていない」という言い方があるそうだ。
なんだそりゃ?
トップになるまでの下積みが短いと、男役を演じた期間も短いために、
歩き方や身のこなし、服の着こなしや話し方などに「女性」が抜け切れておらず、
「まだ男になり切れていない」と言われるそうだ。
一方、下積みが長いと、それだけ男役をやった実績もあるため、
「あの子、男だよね」と評価される。
なんなんだそりゃ?
男になっていても、なっていなくても、みんな女だろうに。
よくわからないが、たぶん女優が演じる「男」に、
理想の「男」をファンは夢見ているのかもしれない。
裏返せば、世の中の男性に幻滅しているということか。
ということは、結婚に幻滅した女性や、婚活に失望した女性が、
宝塚歌劇に流れ着いているのかもしれない。
どうか、救われますように。

