社員研修が終わったので、
S君に車で空港に送ってもらった。
しばらく雑談をしていたら、S君の携帯が鳴った。
相手は印刷業者のようであった。
聞いていると、印刷するためにデータが早く欲しいらしい。
S君は、学校に戻るまで時間がかかるために、
同じ職場の事務員であるHさんに電話を掛け、データを送るように依頼した。
このHさん、実はS君のカノジョであり、
その事実を私も知っている。
会社では公認のカップルであった。
S君は運転しているので、iphoneを車内に設置したまま、
スピーカー機能で話をしているため、私にも会話が筒抜けになる。
S君は最初に電話をかけた時、わざわざ
「今、川崎さんを空港に送っているところ」と言った。
なるほど。そう断っておくことで、
Hさんが私の存在をしらないまま、恋人モードになることを防止することができる。
S君は頭がよいのである。
S君が指示をしてしばらくすると、
今度はHさんの方から電話がかかってきた。
その時、Hさんは開口一番こう言った。
「川崎さんは、まだいますか?」
私がいるかどうかを確認したのである。
S君は「まだ送っていく途中です」と答えたが、
当然、私もその会話を聞いている。
私は考えた。
もしも、私がいなければ、二人の会話はどう変化したのだろう?
突如として「今日、どこいくう?」てなことになったのだろうか?
私はS君に、
「もし私がいなかったら、何の話をしたかったんだろうね?」
と聞いてみた。
すると、S君は、
「えへへへへへへへへへへへ」
と笑った。
ふん。
車に乗ってて、おじゃま様でしたね。
ちょっと、ムカついたので、
ブログに書いてやった。
気をつけなはれや。

