社員研修を行っている自動車学校には、
「歌姫」と呼ばれる二人の若い事務員さんがいる。
この日、懇親会終了後、別ルームに移動するようにとの指示だったが、
その部屋には予想通りカラオケが準備されていた。
イントロが流れるといきなり「歌姫」が登場した。
ふたりは上下黒のジャージを着て、歌い踊った。
歌もうまいが振り付けも完ぺきである。
いつもながら度肝を抜かれる。
パワー全開の彼女たちの歌を聴いている内に、
私の脳裏にふと、こんな思いがよぎった。
これは一種の「暴力」なのではないか。
「歌姫」のステージは、
我々を踏んだり蹴ったり気持ちよくボコボコにして、
そして、確実に寿命を縮めているのではないか。
いっしょになって盛り上がっていると、
心筋梗塞を起こしそうな気がした。
気をしっかり持って、聴かなくては。
いや、ほんとマジで。

