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2009年7月アーカイブ

タバコ

ある教習所で二人の指導員さんと訪問に行った。

 

何件かまわって1時間ほどたった時に、

ひとりの指導員さんが言った。

 

「このへんで一服します」。

 

コンビニに車を停めて、二人ともタバコを吸っている。

 

訪問を再開して、やはり1時間ほど経った時、

またもや指導員さんが言った。

 

「ここらで一服します」。

 

やっぱり、コンビニに車を停めてタバコを吸っている。

 

どうやら指導員さんの身体は、

50分経つと身体がタバコを欲するようになってしまっているようである。

 

しかし、タバコが1,000円になったら、どうするのだろう?

2時間に1回の休憩になるだろうか?

 

いや。50分に一回という、

体に染みついたペースは変えられないから

きっと、一本のタバコを半分ずつ2回に分けて吸うのではないか。

 

いやいや、それではさすがにむなしさが漂うから

1,000円になったら、やめる人も増えるに違いない。

 

よし、民主党に期待するか。

 

ds-ccs (2009年7月31日 20:39) | 個別ページ

噂

少し前から、妻の実家近くに中国人が住んでいる。

私も以前、見かけたことがあるが、

5、6人で一軒家を借りて生活しているようである。

 

みんな若い女性で、

どこかの工場で働きながら、

いっしょに暮らしていると思われる。

 

ところが最近、実家の周辺で妙な噂が立ち始めた。

 

その付近でよく見かけた数匹の野良犬が、

最近、全く姿を見せなくなったと言うのである。

 

中国では、犬を鍋にして食べるということを聞いたことがある。

ひょっとすると・・・ひょっとする話である。

 

実家には、ミーちゃんという元野良猫がいて、

小動物や小鳥を捕まえては、バラバラに食い殺しているので、

今は"マサイ族"と呼ばれているらしい。

 

その上、今度は中国人にまつわる犬鍋の噂である。

 

・・・お盆に里帰りするの、よそうかな。

 

ds-ccs (2009年7月30日 21:32) | 個別ページ

俳優

まだ若かった頃、私は瀬戸内海に面した小さな町に住んでいた。

当時、映画を観に行くのが楽しみで、

月に2、3回、広島まで往復4時間かけて通っていた。

 

ある日のこと、私は広島でとある映画を観た。

かなり衝撃的な作品で、私は興奮した。

 

興奮したまま、広島駅から電車に乗ったのはよいが、

ふと着いた駅でホームの駅名を見たら、「八本松」とあった。

 

おやおやと思って、すぐに電車を降りた。

このままだと、とんでもないところに連れて行かれてしまう。

私は、間違って別のローカル線に乗っていたのである。

 

それにしても違う電車に乗ったまま40分近く、

気付かなかったことになる。

今から考えると、ずっと、その映画のことを考えていたのだと思う。

 

なぜ、そんなことを思い出したのかと言うと、

その映画に主演していた俳優さんが

亡くなったということを一昨日知ったからであった。

 

私は、その俳優さんを最近スクリーンで観ていた。

それは「おくりびと」という、納棺師を描いた作品だった。

 

若い頃には暴〇族か暴〇団の役が多かったが、

「おくりびと」では、妻を亡くした普通の夫を演じていた。

 

いい役者になったなあ。

しみじみとそう思った矢先の訃報であった。

 

ds-ccs (2009年7月29日 09:49) | 個別ページ

メリハリ

指導員のAさんは、

普段そんなに気にならないものの、

訪問先ではかなり高い声で話をする。

 

しかも、早口である。

 

家でくつろいでいたら、突然やってきたAさんに、

インタホン越しにハイテンションでキンキンまくしたてられたら、

お客さんは引き攣ってしまうかもしれない。

 

なので私はAさんに、

訪問先でしゃべっている自分の声を聞いてもらった。

私が録音していたのである。

 

Aさんは自分の声をじっと聞いていた。

そして、聞き終わった後で、こう言った。

 

「・・・こうやって改めて聞いてみると、僕の声って高いですね」

やはり、改めて聞いてみないとわからないのである。

 

「それに早口だし・・・まるで"〇ャパネット〇か〇"の社長みたいですね。はははは」

 

その日、Aさんは意識して声を下げて話をし始めた。

おやおやと思って聞いていると、大事な話になるやいなや、

Aさん特有の甲高い声になった。

 

なんと、見事にメリハリが効いているのである。

後でそう言ってあげたら、Aさんはうれしそうに笑った。

 

ds-ccs (2009年7月28日 21:53) | 個別ページ

害虫

ある都市圏にある教習所の指導員さんと、

交通安全の呼びかけ訪問に行った。

 

都会だけに警戒心は田舎の100倍強い。

 

「うちはいいです」

「けっこうです」

「今、忙しいので」

「ポストに入れといて」

 

すぐに、断り文句を雨あられのように浴びせられた。

売り込みは一切していないのに。

 

指導員さんもさすがにショックを隠せないようだった。

どんどんモチベーションが低下してくるのがわかった。

 

車の中で作戦会議を開いた。

アプローチ方法を改善し、ひとつうまくいったら、またひとつと改善した。

 

すると、最後にはドアを開けて出てきてくれたお母さんが、

「暑いのに、ご苦労様でした」とねぎらいの言葉をかけてくれた。

 

その笑顔に、それまでの苦労が全部吹き飛んだ。

その後、門前払いをされることは全くなくなった。

 

どんなに冷たく厳しい反応が返ってきても、

問題はいつもこちらにある。

 

そう思っておけば間違いないのである。

 

ds-ccs (2009年7月27日 20:38) | 個別ページ

暗黒と水色

車で空港に向かう途中、

容赦ないほどの勢いで雨が降った。

 

暗黒の景色と叩きつける雨音で、

仕舞には気が滅入ってきた。

 

空港に着いて建物の中に入ると、

カメラを抱えた人たちが、同じ方向を向いて構えている。

 

何だろうと思ってその方向に目をやると、

こちらに向かってゆっくりと歩いてくる人がいた。

 

テレビでおなじみの、あるプロ野球チームの監督だった。

阪神ファンの私からすれば敵将である。

 

しかし、その監督はさわやかに水色のジャケットを着こなし、

口元には微笑を浮かべ、涼しい顔をして歩いている。

 

私はこの時、天候のせいもあるとは言え、

不覚にも、H監督が「かっこいい」と思ってしまった。

 

阪神が強いかどうかは別にして、

水色のジャケットをこれだけさわやかに着こなせる人物はいない。

 

だから勝つしかないのである。

勝ってくれよ。

頼むから。

 

ds-ccs (2009年7月26日 20:17) | 個別ページ

贈り物

私は贈り物をするのが好きだ。

 

中でもとりわけ好きなのが、

太り気味の人に高カロリーの食べ物を贈ることである。

 

以前、見るたびに太っていく旅行代理店の女性に

かしわ餅を3個持参したことがある。

女性は大変喜んで、すぐに自分のロッカーに入れていた。

 

なんて嫌な奴だと思われるかもしれない。

しかし、そこには私なりの親切心がある。

 

太り気味の人は、体型や体重を気にしている人が多い。

従って、食べるものやカロリーにも過敏になっている。

 

ところが、お客様や友達からもらったものは、

「せっかくもらったんだから食べないと失礼だよね」

という心境になるため、心おきなく食べることができる。

 

それに、体型や体を気にしている人は、

何らかの努力をしている場合が多い。

それは、言うまでもなくつらいことだろう。

 

だから、あえて甘いものやコッテリしたもの、脂っこいものを贈って、

それを罪悪感なしに食べてもらうことで、ストレスを発散してもらいたいのである。

 

え?

それでさらに太ったらどうするのかって?

それはあくまで自己責任だと思うのである。

 

ds-ccs (2009年7月25日 19:46) | 個別ページ

足止め

福岡空港に到着する前、

飛行機の窓から強い雨が降っているのがわかった。

 

嫌な予感がした。

 

空港に降りると、ものすごい豪雨だった。

 

地下鉄に向かう通路のマンホールから、

水があふれ出している。

 

案の定、博多駅に着いたら新幹線は止まっていた。

 

運転再開に時間がかかりそうだったし、

じたばたしても仕方ないので、

早めに見切りをつけてホテルに泊まることにした。

 

運よく、駅近くに温泉があるビジネスホテルが空いていた。

 

チェックインして、温泉に入って、ビールを飲んだ。

コンビニで買ったざるそばを食べようと思ったら、

箸が入っていないことに気がついた。

 

仕方ないので、あるものを箸代わりにして食べたら、

どこかに避難して非常食を食べているような気分になった。

 

ちょっとだけ、わくわくした。

 

ds-ccs (2009年7月24日 22:42) | 個別ページ

神様

ある指導員さん(Aさん)に同行した。

 

Aさんは言った。

「今日、誕生日なんです」。

 

この日は、Aさんの39回目の誕生日とのことであった。

 

Aさんはコツコツとまじめに伝道師活動をする人である。

指導員歴はまだ浅いものの、

お客様から高い信頼を得ている。

 

訪問先では卒業生の母親、父親、本人が最高の笑顔で迎えてくれた。

トラックの運転手をしているお父さんは、

うれしそうに顔をしわくちゃにしていた。

 

来月、お子さんが入校するというお母さんは、

わざわざ門のところまでやってきて、

「帽子がよく似合いますね」と、黄色い伝道師サンバイザーを褒めてくれた。

 

みんな、まるでこの日がAさんの誕生日であることを知っているかのようであった。

いっしょにいる私までもがしみじみと幸せな気分になった。

 

私は、思った。

Aさんのもとに「誠実の神様」が舞い降りてきて、

祝福してくれているのかもしれない、と。

 

ds-ccs (2009年7月23日 22:19) | 個別ページ

日食

午前11時。

 

サングラスをかけてもまぶしいので、

ある自動車学校のクリアホルダー(色つき)に透かしてみたら、

雲の切れ間から三日月のような太陽が見えた。

 

日食である。

 

日食と聞いて思い出すのは「日本食堂」である。

 

子供の頃、地方都市に遊びにいくと、

必ずと言っていいほどご飯を食べていたのが、

駅の2階にあった「日食」であった。

 

外食できるお店が少なかった当時、

日食は、便利で安心して入れメニューもたくさんある、

贅沢なレストランだった。

 

日食が皆既日食の略だと知ったのは、

ずっと後のことである。

 

日本食堂は、その後さびれてしまい姿を消してしまった。

 

何かが欠けていたのだろう。

 

ds-ccs (2009年7月22日 11:26) | 個別ページ

声

大雨の影響で、JRのダイヤが大幅に乱れた。

車内で、いく度となく放送がかかった。

 

新幹線:「お客様には大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません」

在来線:「お客様には大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません」

 

新幹線の放送を聞いていたら、

「うんうん、大雨なんだから仕方ないよな」

という気持ちになった。

 

在来線の放送は同じ内容ながら、

「ったく、なんでこんなに復旧に時間かかんだよ」

という気持ちになった。

 

声に誠意がこもっているかどうかの違いで、

こんなにも印象が違うのである。

 

しかし・・・

1時間遅れで家に帰ってニュースを見ていたら、

日帰りで新幹線に乗って行って帰ってこれたことが、

奇跡のように思えてきた。

 

ds-ccs (2009年7月21日 23:13) | 個別ページ

違い

A校:今月は絶好調です。昨年の4割増です。

B校:今月は昨年に比べ、30人も少ないんです。

 

いずれの教習所も市場は豊かで、

同じシステムを導入している。

なのになぜ、こんなに差がつくのだろう?

 

前者は、ワイワイと楽しみながら、とにかく何でも言われたとおりすぐにやる。

独自に創意工夫もしている。

 

後者は、社長が変にケチるものだから、やることもいつの間にかブレれている。

社員は冷ややかで、何をするにもまず反対する。

 

差がつくのは当たり前である。

 

どうしたら目が覚めるのだろう?

私が子供のころ、悪さをして言うことを聞かない子は、

縛られて押入れに閉じ込められた。

 

泣きわめいてもすぐには出してもらえなかった。

押し入れは暗くて怖い。

 

しかし、この業界での業績不振という押し入れは、

もっと暗くて怖い。

 

しばらくそんな目に遭わないと、

気が付かないのだろうか?

 

ds-ccs (2009年7月20日 22:59) | 個別ページ

鰻

スーパーで鰻を買った。

 

うな重とともに、白焼きと言って、

タレが付いていない鰻もいっしょに買って帰った。

 

1匹の半分であるが、安くはなかった。

 

これが、おいしかったらしい。

あっという間にたいらげて、すぐにおかわりをした。

 

おいしそうに食べている姿を見たら、

私も欲しくなった。

 

たしかにうまい。

 

しかし、三河産の鰻は完食しても、

脂の乗っていない刺身は残す。

 

当家の猫はA級グルメなのである。

 

ds-ccs (2009年7月19日 22:38) | 個別ページ

短期コース

今日の朝刊の地方版に、

自動車学校の広告が3校並んで掲載されていた。

 

どれも、夏休みの短期集中コースをPRしているものであったが、

よく見ると、各校、重点を置いているものが違っていた。

 

ある学校は、商品名を大きく載せているだけ。

ある学校は、特典を強調して二つのうちから選べるというもの。

ある学校は、入校と卒業予定日の日程表と料金を載せていたが、

料金が30万円を越えていたために、"高さ感"が漂っていた。

 

各校の短期コースがどんな商品かはわからないが、

願わくば、生徒さんを一日中、学校にカンヅメにして欲しくないと思う。

 

なぜなら、帰省期間が短い上に自動車学校に拘束されては、

家族でいっしょに晩御飯を食べるヒマもないからである。

久しぶりに会った友達と遊びに行くこともできないからである。

 

おそらく、従来の短期コースという商品は、

すでに陳腐化してきているような気がする。

 

短期間で卒業したいのなら、学校の言うことを聞いてください、

という自動車学校の論理は、もう通用しなくなっている。

 

今朝の新聞広告によって、

各校が昨年より生徒を増やすことができればよいが、、

どうしても、そうなるとは思えないのである。

 

ds-ccs (2009年7月18日 22:36) | 個別ページ

十年前

十年前に一度おじゃましたことのある自動車学校に行ってきた。

驚くほど変わってなかった。

 

校舎の雰囲気とか、

コースの感じとか、

送迎バスの感じとか

ロビーの感じとか、

一階のトイレの感じとか、

 

何もかも変ってはいなかった。

 

なつかしい、

と言うよりも、気味が悪かった。

 

もうちょっと変わってもいいんじゃないか。

そう思いながら話をしたら、

話を聞く指導員さんのうつろな目の感じまでもが、

十年前と同じだった。

 

だが、変わったことがふたつあった。

 

ひとつは、生徒がうんと減ってしまったこと、

そしてもうひとつは、情熱のある社長に交代していたことだった。

 

また一校、V字回復に向けて動き出した。

 

ds-ccs (2009年7月17日 23:12) | 個別ページ

会社

会社とは誰のものか?

 

以前、何とかドア、とか何とかファンドの代表者が、

会社とは株主のものだと裁判で主張していた。

 

会社は、株主のものなのか?

 

ある自動車学校に行って話を聞いたら、

株主が何十人もいてほとんど会社を食い物にしているのだと、

経営者は苦々しい顔で言った。

 

赤字に転落しても、自分の取り分のことしか頭にない。

新たな投資をしようとしても、賛同を得るのに膨大な時間がかかる。

本気で会社をよくしよう、などと思っている人などいない。

 

それ以前に、自動車学校のことなど何も知らないのである。

 

それでも会社は株主のものと言えるのか?

利己的な株主にずたずたに切り売りされても、そう言えるのか?

 

ある経営者は言った。

「会社は社会のものだ」と。

社会の役に立つために存在するのだと。

 

利他的な株主が最も多くのリターンを手にできることを、

彼らに伝える術はないものだろうか。

 

ds-ccs (2009年7月16日 20:25) | 個別ページ

野生

妻の実家にミーという猫がいる。

目が細くお世辞にもかわいいとは言えない。

筋肉質で、しまった身体をしている。

 

もともとは野生の野良猫だったので、

昼間は外にいて、夕方になると家に帰ってくる。

 

そして、帰ってくる時にいろいろな小動物を捕まえてくるのだそうだ。

 

昨日からご両親が家を空けているので、

今朝、妻が実家に猫を見に行った。

 

「ミーちゃん」と呼んだら鳴き声がするので、

その方向に行ったら、ミーは空き地で小鳥をくわえていた。

 

「頭をたたいたら、くわえていたものを離すから」と聞いていた妻は、

鳥を逃がしてやろうと、ミーに近づいて行った。

 

すると、ミーはすでに鳥の羽根を一本一本口で引き抜いていたと言う。

妻は、戦慄してそのまま実家から帰ってきた。

しばらく「ひえ~」「ひえ~」と言っていた。

 

実家の勝手口にはネズミやモグラの頭部だけが、

転がっていることも珍しくないそうである。

 

ミーちゃんというより、

ジェイソンなのである。

 

ds-ccs (2009年7月15日 18:33) | 個別ページ

送迎

ある自動車学校で、指導員さんを2班に分けて研修をした。

その中で私はこんなことを言った。

 

「送迎コストを計算してみると、驚くほどたくさんの経費がかかっていることがわかります。

 中でもとりわけ非効率なことは、指導員さんが教習時間中に送迎をすることです」

 

研修が終わって打ち合わせに集まった指導員の中心メンバーの顔を見たら、

研修に参加していない指導員さんが一人いた。

 

「あれ?Yさん、研修に出てなかったですね」

と私が聞くと、Yさんはさわやかな笑顔でこう言った。

 

「はい、送迎に行ってました」。

 

・・・何のための研修だよ。

 

ds-ccs (2009年7月14日 23:02) | 個別ページ

事務所移転

事務所を移転した。

 

まず、書斎の窓際にある簡易机を隣の部屋に移動させた。

一人でえっちらえっちら抱えて。

 

次に、椅子を移動させた。

ひとりでごろごろ転がして。

 

パソコンとプリンタとゴミ箱と電気スタンドを運んだ。

延長コードを持ってきてコンセントを差し込んだ。

 

これでOK。

エアコンのある部屋は涼しいなっと。

 

エアコンのない部屋からある部屋に移る。

これを、「事務所移転」と呼んでいる。

 

我家の夏の風物詩である。

文句あっか。

 

ds-ccs (2009年7月13日 22:54) | 個別ページ

声

ある雑誌に付いていた、

ボイストレーニングのDVDを観ていたら、

シンガーでもある講師がこんなことを言っていた。

 

「舌の力を抜いて発音してください」。

 

驚いた。

舌の力を抜く??

いったい、どういうことなのだろう?

 

よく、

「肩に力が入っているから、肩の力を抜いて」

といった言い方をする。

 

しかし、

「君、舌に力が入っているよ。舌の力を抜いて」

というのは聞いたことがない。

 

それに舌の力を抜いてしまったら、

「あいうえお」

が

「やぁいぇゆぅいぇえふおぉ」

になってしまわないか。

 

「舌の力を抜いて発音してください」。

 

そこのところから、

DVDは先に進むことができないでいる。

 

 

ds-ccs (2009年7月12日 23:49) | 個別ページ

祭り

朝、5時に起きて、

5時間、電車に乗って、

5時間、訪問に同行したら、

くたびれた。

 

晩御飯をご馳走になって外に出ると、何だか騒々しい。

見ると、御輿が威勢のよい掛け声とともに、

こちらに向かって近づいてくる。

 

担いでいる男衆は死に物狂いで声をあげている。

近くで見るとものすごい迫力である。

 

ふと、鳴りものがやんで御輿が止まった。

 

男衆はとたんに顔をゆがめた。

長時間、御輿をひいて疲労も極限に達しているようだった。

 

それを見ていると、

こんなことでくたびれていては申し訳ないような気分になった。

 

祭り.jpg

 

ds-ccs (2009年7月11日 11:40) | 個別ページ

応対

広島港から高速船に乗ろうと、窓口で切符を買った。

 

お釣りを財布にしまっている時、

私の次に並んでいた二人づれの女性客と

係員(おばさん)とのやりとりが聞こえてきた。

 

お客A:「あの、60歳以上のシルバー切符をお願いします」

係員:「年齢を証明するものはありますか?」

お客A:「それが、忘れてきてしまいまして」

係員「では、通常の料金になります」

お客B:「あらあ、見てわかるでしょ?私80歳過ぎてるのよ。それでもダメなの」

係員:「申し訳ございません。証明するものがないと適用はできません」

 

この時、係のおばさんは、

にこりともせずに最後まで事務的な対応であった。

 

「申し訳ございません」と口では言っているが、

二人連れの女性には、

「ダメなものはダメなのよ」と聞こえたと思う。

 

その対応で、せっかくの旅行気分が台無しになったかもしれない。

規則を変えろと言うのではない。

言い方の問題である。

 

こうした応対を改善するにはどうしたらよいのだろうか。

一番よいのは、自分がどんな応対をしているのか実際に見てもらうことだろう。

 

最近は、いたることろに防犯ビデオが設置されているので、

それと同じように、営業時間中ずっと係員を映すビデオを設置してはどうだろう。

 

化粧だけ濃くなったりして。

 

ds-ccs (2009年7月10日 21:49) | 個別ページ

湿気

日本に帰ってきてから、

何だか身体が重い。

 

きっと湿気のせいだろう。

湿気がまとわりつくようにして体力を奪っていく。

 

家の洗濯機も、湿気のせいでカビが繁殖していた。

湿気でじめじめしているせいか、ゴキブリが同時に2匹も現れて、

一時、我家は騒然となった。

 

さらに、湿気のせいで、

昨夜、ブログを更新しようと思ったものの、

あんまり身体が重苦しいので、そのまま寝てしまった。

 

従って、公開日の日付を1日操作してしまった。

いやあ、湿気、湿気。

 

いや、失敬、失敬・・・か。

 

ds-ccs (2009年7月 9日 21:29) | 個別ページ

リスク

アメリカからの帰りの飛行機の中で、

日本の空港で買っていた

リスク・リテラシーについて書かれた本を読んでみた。

 

リスクとは「予測可能な危険」を意味し、

リテラシーとは、読み書き能力のことで、

そのリスクとの付き合い方、という意味らしい。

 

日本には、リスクについての教育はほとんどなされていないと言う。

これに対してアメリカでは、教会や学校、家庭で、

リスクについての教育がきちんとなされているらしい。

 

サブプライムローンで苦境に立たされた人の多くは移民で、

そうした教育を受けていない人が多かったという。

 

「住宅価格が右肩上がりなので、もし返済できなくなっても売ればいいんですよ」

こんなセールストークにまんまと騙されたのである。

 

リスク・リテラシーを少しでも持っていれば、

「もし、住宅価格が下がったらどうなるか?」

と、冷静にリスクを計算するので、身の丈に合わない買い物はしなかったはずである。

 

アメリカにパチンコ店がなく、

日本ではパチンコ店で誰もが気軽に遊べる環境にあるのも、

リスク教育の影響ではないかと書いてあった。

 

ギャンブルを確率論で考えれば、

パチンコがどれだけリスキーなものかわかるはずである。

 

こうしたリスクに無防備でいることで、

そのことを悪用したビジネスや詐欺に騙されてしまう。

 

しかし・・・

「18歳になるまでパチンコをしてはいけません」

と言うのが日本の教育である。

 

数学の試験で、パチンコの採算性を問う確率論の計算問題が出た、

などと言う話は聞いたことがない。

 

やはりマナー同様、教育の問題なのである。

 

ds-ccs (2009年7月 8日 14:30) | 個別ページ

勧誘

泊まっているホテルのコンシェルジュに、

宿泊特典をもらいに立ち寄ったら、案の定、見学会の誘いを受けた。

 

見学会とは、新しくできたコンドミニアムの会員募集のためのもので、

3年前から毎年勧誘を受けている。

 

断り続けているのは、「んじゃ、入ります」

などと気軽に入れるような金額ではないからだ。

 

不況のため会員になる人が少ないためか、参加特典も豪華になっていた。

昨年はホテルで使える100ドル商品券であったのが、

今年は200ドルの商品券、

もしくはショッピングセンターで使える100ドル商品券になっていた。

 

しかも、あらゆる場所に勧誘隊が配置されている。

 

ショッピングセンターのインフォメーションで店の場所を聞いた時も、

「ところで、〇〇ホテルの見学会をご存じですか?」

と言われて、辟易してしまった。

 

断りながら、

「毎年、誘われているんです」

と苦笑すると、担当者はこう言った。

 

「一回参加したら、もう誘われませんよ」。

 

私はこの時、ある自動車学校の指導員さんの営業トークを思い出した。

「願書を書いてくれたら、もうどこも来ませんから」。

競合校との熾烈な営業合戦の結果、考え出された殺し文句だったそうだ。

 

私は、断っても断っても誘われ続けるのであれば、

ウソも方便だと思い、妻に、「今度からもう行きました」と言うことにしようと提案した。

 

その後、レンタカーのことでコンシェルジュに行った妻が、

やはり担当者から見学会に誘われた。

 

「もう行きましたから」と言ったところ、

すぐにあきらめてくれるかと思いきや、

「いかがでしたか?」と聞かれたらしい。

 

妻はどぎまぎしながら、

「とととても素晴らしかったですぅ」と答えたと言う。

 

できればウソはつかない方がよい。

ウソをつく心理にさせるのは、

やはり何かが間違っているからだと思うのである。

 

ds-ccs (2009年7月 7日 13:50) | 個別ページ

免許

アメリカのある州で、ツアーバスに乗った。

ハイウェイに入ってから、運転手がこんな話をした。

 

「この州には日本と違って車検制度がありません。

 セーフティチェックがあるだけです。

 セーフティチェックとは、業者に車を持っていき、

 ライトが点くかどうかとワイパーが動くかどうかをチェックする制度です。

 それだけです。料金は25ドルです」

 

そして、次にこんな話をした。

「この州では、運転免許を取るのにいくらお金がかかると思いますか?

 日本では30万円かかるそうですね。

 でも、この州は安いです。

 セーフティチェックより安いです。

 20ドルで取れます」

 

どうりで、故障車が多い訳である。

どうりで、スーパーやパン屋の駐車場で、

縦列駐車が下手な車が多い訳である。

 

安けりゃいいってものではないだろう。

 

ds-ccs (2009年7月 6日 22:50) | 個別ページ

食

この国には、太っている人が多い。

太っていると言っても半端ではない。

もう150キロはあろうかという巨体の人も少なくない。

 

なぜ、こんなにも太ってしまうのか?

それは、レストランの朝食風景を見ればすぐにわかる。

 

朝から大きなパンケーキ(日本で言うホットケーキ)を3枚たいらげている。

しかも、上にクリームをドバッと乗せたり、バナナやチョコをトッピングしている。

どう考えてもカロリーの摂りすぎなのである。

 

この国にはよいところがたくさんあるが、

ひとつだけ、どうしても好きになれないのが「食べ物」である。

 

ビルのてっぺんにある眺めのよいレストランに行った。

円形をしたレストランは部屋ごと回転し360度の景色を楽しむことができる。

この街では有名なレストランらしい。

 

ところが、出てきた料理を食べた妻が言った。

「これって・・・B級グルメね」

 

B級グルメ。

それはフードコートの味、あるいはファストフードの味、あるいは屋台の味。

 

考えてみると、そもそも日本には「アメリカ料理店」というものがない。

なぜなら「アメリカ料理店」とは、すなわちマクドナルドだからである。

 

私は、最上階のレストランで夕陽を眺めながら、

マックを食べているような悲しい気分になった。

 

ds-ccs (2009年7月 5日 23:06) | 個別ページ

揚げパン

レンタカーでパン屋に行った。

 

妻がガイド本で見つけたお店らしく、

揚げパンがおいしいのだと言う。

 

駐車場に車を停めて店に入ると、

行列ができている。

 

しばらくして順番がきたので、

妻が日本語のメニューを指さしながら注文をしたら、

大きな箱が出てきた。

 

中を開けると、12個も入っていた。

 

英語ができないのは仕方ないが、

日本語のメニューで注文したにもかかわらず、

なぜこんなことになるのか。

 

コミュニケーションはむずかしい。

 

結局、

「おお、揚げたてでおいしい!」

「うむむ・・・冷めてもおいしいじゃん」

「1日たったら、さすがにちょっと固いな」

などと言いながら、二人して二日がかりで全部食べた。

 

太る訳である。

 

ds-ccs (2009年7月 4日 22:27) | 個別ページ

マナー

アメリカのある州でレンタカーを借りた。

 

何と言っても、左ハンドル右側通行である。

私は日頃あまり運転しないのであるが、

この時ばかりは観念して運転をする。

 

最初は緊張していたが、

しばらく運転して慣れてくると、あることに気付いた。

 

それは、この国のドライバーのマナーのよさである。

日本の場合、混雑した交差点で右折しなければいけない場合、

車が途切れないと曲がることはできない。

 

ところがこちらでは、どんなに混雑していても、

左折のウインカーを出して停まっていると、

すぐに、行かせてくれる。

 

しかも、わざわざ窓を開け手を出して、

「どうぞどうぞ」と合図してくれるのである。

私は2台続けて「どうぞどうぞ」と合図された時、感動すら覚えた。

 

こちらではどうやら先に停まった車に優先権があるらしい。

そうは言っても、強引に割り込むことはできないから、

相手が譲ってくれて初めて、左折することができるのである。

 

つまり、譲りあえるようなしくみがあるのである。

しくみだけではない。

信号のない横断歩道では、必ず車は停まってくれる。

 

私は、これは「教育」なのだと思った。

あるいは「しつけ」と言うこともできる。

 

いったい日本の交通マナーは何なのだろうと思う。

敵のように道を譲ろうとしないドライバーも少なくない。

 

そして、そのマナーの悪さは伝播して、他の人のマナーをも悪くさせる。

この国のように、親切にされたら自分も親切にしようと思えるのに。

 

マナーの良し悪しで国の先進度を測るのであれば、

日本は間違いなく後進国だろう。

 

やはり問題は教育である。

運転しながら、情けなくなってしまった。

 

ds-ccs (2009年7月 3日 21:56) | 個別ページ

不況

アメリカのある州に着いた。

 

着いてしばらくして感じたことは、

ずいぶん観光客が少ないということである。

そう言えば、空港でも人は少なかった。

 

数年前なら、日本最大の旅行代理店が走らせている

トロリーバスはいつ見ても満員だった。

ところが、今年はガラガラでどのバスも数人しか乗っていない。

 

ふと、昨年は見なかったデザインのバスが走っていることに気がついた。

 

コンスタントにお客を乗せて走っているそのバスには、

日本で安さを売り物にシェアを伸ばしてきた行代理店の名前が書いてあった。

 

世界は不況なのだと、

あらためて思った。

 

ds-ccs (2009年7月 2日 21:39) | 個別ページ

出国

アメリカのある州に向けて出国するために、

空港で手荷物検査を受けたところ、

妻が機内に持ち込もうとした歯磨きのチューブが没収された。

 

まだ新品の、しかも高い歯磨きだったと言う。

 

この時の係員の言い方が気に入らなかったらしく、

たちまち妻は不機嫌になった。

 

「『このチューブは没収になりますが、よろしいですか?』ですって?

 よろしいですか?って言われてもね。

 ダメだと言ったら返してくれるの?返してくれないのによろしいですか?って何?」

 

たしかに、ぶっきらぼうな言い方は改善すべきだが、

そういう決まりになっているのだから仕方ない。

 

「そもそもチューブに何を入れるって言うの」

妻はまだ苛立っている。

 

私は妻の気をしずめようと、こんなことを言った。

「仕掛け人の梅安なら必ず針を仕込むだろう」。

 

妻は一瞬ぷっと笑ったが、

向こうの方に歩いて行ってしまった。

 

ds-ccs (2009年7月 1日 21:21) | 個別ページ