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2009年6月アーカイブ

親子

昼食を済ませて片付けをしていたら、

ふいに携帯が鳴った。

 

誰かと思ったら妻のお父様からであった。

珍しい。何の用事だろう?

 

ひょっとして急用だろうか。

そう思って出てみたら、お父様の緊迫感のある声が聞こえてきた。

 

「さっき、〇〇(娘=私の妻)のところに電話掛けたら出んのじゃが、

 何かあったんじゃろうか?」

 

妻は買い物に出ていた。

携帯はバッグに入れたままなので出ないことも多い。

 

「特に何もありません。みんな元気です。

 今日は外出していますので携帯をバッグに入れて

 気付かないのだと思います」

 

私がそう言うと、「それならええんじゃが」と言って電話が切れた。

妻にメールをしたら「今、電話したとこ」と返信が返ってきた。

 

じきに妻が帰ってきたので、

実家で何かあったのか、と聞いてみた。

 

すると、妻は言った。

「別に何もありません。元気かどうか電話したら出なかったので、

 心配になって広ちゃん(私)に電話したということでした。

 なかなか、子離れできないのです」

 

そう言えば、50歳になる妻の兄は、

ほとんど毎週、ひとりで実家に帰ってきては、

ご飯を食べて帰っていくそうである。

 

息子は親離れできていないということだろうか?

 

親が子を、子を親が心配する気持ちはもちろんよくわかる。

が、そんなに家族が一丸になって、どうするのだろう。

 

『家族そろって歌合戦』にでも出るつもりなのだろうか。

 

ds-ccs (2009年6月30日 22:34) | 個別ページ

サンバイザー

黄色いサンバイザーをかぶって、伝道師活動に同行した。

サンバイザーはこれまでのジャンパーに替わる伝道師ウエアである。

 

ジャンパーに比べたら地味だろうと思っていたが、

なかなかこれも派手でよく目立つ。

 

道ですれ違った人、全員がじろじろ見るので、

日頃、愛想のよくない私も、ついにこにこ笑顔で

「こんにちは」と挨拶をする。

 

ところで、サンバイザーは帽子の一種なので、

訪問時と帰る時は、サンバイザーを脱いで挨拶をする。

これがとても礼儀正し見えてよろしい。

 

私は、サンバイザーをとって挨拶をしている内に、

中学の時の野球部を思い出した。

 

毎日練習の時に、

「ざああああああああす(たぶん「おはようございます」)」

「おっさあああああい(たぶん「おやすみなさい」)」

などと大きな声を張り上げて挨拶をしていた。

 

サンバイザーを脱いだりかぶったりしている内に、

丸坊主の中坊に戻ったような甘酸っぱい気持ちになった。

 

とはいえ、三杯酢(サンバイズ)などとおやじギャグを言うつもりはない。

あ、言ってるか。

 

ds-ccs (2009年6月29日 14:18) | 個別ページ

対策

あるご支援先(A校)の競合校が、

安売りのDMを打ってきたという連絡が入った。

 

A校で急遽、その対抗策を話し合った結果、

競合校よりも5千円安い金額でDMを打つことにしたと言う。

 

相手が98円ならこっちは97円、という対策である。

では、競合校が96円にしてきたらどうするのか?

しかも今度はDMではなくて、口頭での値引きに走るだろう。

 

競合が安売りをしてきた場合の対策は2つある。

ひとつは価値をうんと下げて、

真似ができないような価格の商品をぶつけること。

今のような不況期には有効な策である。

 

そして、もうひとつが価格をそろえること。

同じ土俵なら価値の高い商品を持つ方が優位に立つ。

 

しかし、冷静に対処しなければいけない局面にもかかわらず、

多くの場合、つい感情的になって対策を誤ってしまう。

何より、一番大切なお客さんがそっちのけになってしまうのである。

 

しかし・・・競争とはつくづく自分との闘いなのだと思う。

 

A校には価格を合わせたDMを作って送ったが、

今のところ、うんともすんとも反応がない。

 

ds-ccs (2009年6月26日 00:08) | 個別ページ

支援

市の健康長寿課というところから、

特定保健指導のお知らせという知らせが郵送で届いた。

 

読んでみると、

「3月に受信した健康診断の結果から、

 あなたは"動機付け支援"の対象者と判定されました」

と書いてある。

 

動機付け支援?

 

さらに、職員が家にきて

生活習慣を見直すためのサポートを行うとも書いてある。

頼んでもいないのに。

 

なぜ、こんな通知が来たのだろう。

 

健診で測った腹囲が85センチ以上あったからか?

いわゆるメタボ君である。

 

しかし、健康診断の結果自体が届いていないのに、

いきなり動機付け支援と言うのもいかがなものか?

 

そう言えば、3月に受けた健康診断の結果が未だ届かない。

なぜだろう、と考えてみたら思い当たる節があった。

 

検便を出していないのである。

持ってきてくださいと言われたのは覚えているが、

仕事が忙しくなってそのままになってしまっている。

 

ひょっとすると動機付け支援とかなんとか言いながら、

家に来て検便を採取して帰るのかもしれない。

 

キンベンに仕事をしていてケンベンを忘れたのだから、

なんとかカンベンしてほしい。

 

うーん・・・

このおやじギャグがカンベンならないな。

 

ds-ccs (2009年6月25日 22:49) | 個別ページ

ポルシェ

東京にいる甥っ子が、

苦労して免許を取ってから数か月が経った。

 

免許を取ったら、車に興味が湧いてきたらしく、

広島にいる父親のところにたびたび電話をしてくるらしい。

 

聞くと、ポルシェが好きでよく見に行っていると言う。

 

それを聞いた父親は、

東京ならポルシェを展示している販売店も少なくないだろうと思い、

どこに見に行っているのかと聞いたら、甥っ子はこう答えたという。

 

「一番、通行量の多い交差点」。

 

甥っ子は交差点付近で、

ポルシェが通るのを、ずっと待っているのだそうだ。

うーん・・・

 

東京にはたくさんの人がいるから、

変わった人間も多いのかもしれない。

 

しかし、そのほとんどは地方から上京した人なのではないかと、

それを聞いて思った。

 

ま、引きこもるよりは、ましか。

・・・でもないか。

 

ds-ccs (2009年6月24日 22:29) | 個別ページ

ものまね

我が家では、私と妻が、

一年中、誰かのものまねをしている。

対象は主にテレビに出ている人である。

 

最近、私がよくやっていたのが麻生総理であるが、

支持率同様、あまりウケなかった。

NHKニュースのキャスターもよくやっているが、

あまりに地味な人なので最近は影を潜めている。

 

一方、妻は形態模写を得意とする。

NHKニュースの男性お天気キャスターのおじぎの仕方や

NHKニュースの女性お天気キャスターのおじぎの仕方は

とてもよく似ていて、つい笑ってしまう。

 

笑った方が負けだ。

 

ところが最近、私がある人のものまねで形勢逆転に成功した。

ほぼ100%笑いを取っている。

 

誰のものまねかと言うと、

CMに出ている発毛促進会社の社長のものまねである。

 

いつまで続くかはわからないが、

しばらくは優位に立てそうだ。

ふふん。

 

ばかばかしくも平和な我が家なのである。

 

ds-ccs (2009年6月23日 18:48) | 個別ページ

京都駅

博多駅や新大阪駅では、

みどりの窓口で係員が最初と終りに立ってあいさつをしている。

接客される側としては、とても感じがよい。

 

先日、ある経営者の方と京都駅のみどりの窓口を利用した。

4つある窓口の係員は全員が座ったままである。

 

私たちの順番がやってきたその時、

一番右の女性係員が立ちあがって、「どうぞこちらへ」と言った。

 

どうやら立ち上がっているのはその女性だけのようである。

用件が終わった時、その女性はやはり立ち上がった。

 

経営者はその女性に声を掛けた。

「あなただけ立っているのですね」。

 

女性は不思議そうな顔をしていたが、

一呼吸おいて、こう言った。

 

「はあ・・・立たないと見えないので・・・」

 

私たちは思わず笑ってしまった。

 

京都はいつ行っても、観光客でごった返している。

切符を売るのに精いっぱいで、

立ち上がってあいさつをするようになるまでは、

まだまだ時間がかかりそうである。

 

ds-ccs (2009年6月22日 22:37) | 個別ページ

占い

妻のご両親が遊びに来られた。

話を聞いていると、最近、占いをしてもらったと言う。

 

占いと言っても、お金を払って占ってもらうものではない。

ご両親がよく行かれる宝飾店の催事で、無料の占いコーナーがあるというので、

二人で出かけていって占ってもらったらしい。

 

そこで、お義父様はこう言われたそうである。

「心臓はもう心配ないようですが、足が心配ですな」。

 

ご本人はもちろんのことお義母さまも驚いた。

昨年、心臓のカテーテル手術をしていたからだ。

しかも、足は若いころに大きな事故で骨折しており、今も後遺症を抱えている。

 

次にお義母様がこう言われた。

「大変でしたね。つらい時期がありましたね。

 でも、今はその時の表情とは全く違っていますよ」。

 

ご本人はもちろんのこと、お義父さまも驚いた。

たしかに精神的にとてもつらい時期があり、そのことは私たちもよく知っている。

 

「なんで、わかるんじゃろうか?」

ご両親は不思議そうな顔をしている。

 

私は、お二人の占いの結果について少し考えてみた。

 

まず、お義父さまであるが、

70歳を超えた男性であれば、ほとんどの人が何らかの生活習慣病を患っている。

心臓疾患を抱える人も少なくないだろう。

 

足については、お義父さまは少し不自由そうに歩かれるので、

よく観察していれば足が悪いことはわかる。

心臓が悪いことも、何か外見でわかるのかもしれない。 

 

次にお義母さまであるが、

やはり、その年代の女性であれば、

夫婦や子供の問題など、誰もが精神的につらい時期があるはずだ。

 

また、「今とは表情が違う」と言うのも、

精神的に苦しい人が宝飾店のイベントに来れるはずがないので、

つらい時期と表情が全く違うのも当たり前である。

 

OLの占いでも、手相を見ながら

「うーむ、あなたの場合、仕事か恋愛でお悩みですな」

と言えば、ほぼ100%当たるそうである。

「遺産相続で家族がもめてまして」というOLなどいない。

 

そして、あとは表情を観察すれば

「仕事」か「恋愛」かは概ね見当がつく。

 

と言うことは、占いとは「確率」と「観察」で、

概ね、その人の悩みや問題点を当てることができそうである。

そうやって「なんでわかるの?」という気持ちにさせることが、

成功のポイントなのだろう。

 

加えて、先人が積み重ねてきた膨大なデータにより、

生年月日による性格や習性の判断も、今は簡単に検索可能だ。

 

占いの結果に気分をよくされたのか、

ご両親は宅配ピザをおいしそうにたいらげて、

笑顔で帰って行かれた。

 

占いという仕事も、お客を幸せにすることなのである。

 

ds-ccs (2009年6月21日 11:11) | 個別ページ

疲れ

出張が続いて疲れがたまってくると、

うっかりして何かを忘れることが多くなる。

 

先日も、バスの中にバッグを置き忘れて、

あわててバス会社に電話した。

 

電話に出た女性は、

「かしこまりました。すぐに探索してみます」

と言っていったん電話を切った。

そして2分後、「お忘れ物、ございましたよ」

と笑顔で電話がかかってきた。

 

やれやれ。

 

が、翌週になるともっとひどかった。

イコカでタッチして電車に乗ったにもかかわらず、

気づくと、車内で車掌さんから切符を買っていた。

 

到着した駅で申し訳なさそうにそのことを伝えると、若い駅員さんは

「大丈夫ですよ。記録を消しておきますね。ありがとうございます」

とさわやかに笑った。

 

私のうっかり忘れで、いろんな人に迷惑を掛けてしまったものの、

親切な対応をしてくれる人に接すると、

こちらも笑顔になって、疲れも一瞬癒される。

 

しかし・・・

ボケるにもほどがある。

高齢者講習にもひっかかるかもしれない。

 

昨日、何食ったっけ・・・

 

ds-ccs (2009年6月20日 20:10) | 個別ページ

パラダイス

他校からの視察が絶えない、

ある有名な教習所に行った。

 

地方の教習所は閑散期で静まり返っていると言うのに、

その教習所のロビーには、大勢の若者が溢れていた。

 

経営者は言った。

「昔から、この地域はお金持ちが多いんですよ」。

 

近隣には有名大学が何校もあり、

学生もお金持ちの子供が多いと言う。

 

校舎はキラキラと輝き、

事務員さんの笑顔もキラキラと輝いている。

どこか、ほわっとした空気が漂っている。

 

少子化や免許離れなど別世界の話のような、

まるで、楽園のような教習所。

 

ある地方の教習所では、

5月の入校生がわずか1人だったと言う。

 

なんだろう、この差は。

 

校内のしゃれたレストランで、

豚の生姜焼き定食をご馳走になりながら、

何だか、しみじみとしてしまった。

 

ds-ccs (2009年6月19日 21:03) | 個別ページ

全速力

全速力で走っている人を見た。

早朝、ある都心の駅で見かけた光景である。

 

ホームから階段を下りてきた人たちが、

いっせいに隣のホームに行くために猛ダッシュしていた。

 

走っている人の中には、

ネクタイをしている人もいた。

中学生もいた。

高校生もいた。

私服のおじさんもいた。

 

私は怖かった。

駅の構内で猛ダッシュする集団など広島にはいない。

発車ギリギリに駆け込み乗車する人くらいである。

 

私は思わず、壁に張り付いて道を開けた。

本当に怖かった。

 

何が怖いって、

全速力で走っている人の顔は、

みんないたって普通の表情をしているのである。

 

普通、猛然と走る時は、歯を食いしばったり、

苦しそうな顔をするものである。

 

しかし、この人たちは顔色一つ変えないまま、

涼しい顔で猛ダッシュしているのである。

 

しかも、腕をほとんど振っていない。

足だけを高速で回転させている。

 

都心の通勤電車を利用すると、

みんなこんな風になってしまうのか?

 

見ているだけで300キロカロリーくらい消費してしまった。

 

ds-ccs (2009年6月18日 19:58) | 個別ページ

ヒワイ

ある教習所で、商品説明のロープレをしていたら、

延長教習を無制限に保証するプランに、名前がついていないことがわかった。

 

事務員さんは、「技能フリー」などと勝手な名前をつけて呼んでいる。

あまりよいネーミングとは言えないので、事務のリーダー格のKさんに、

 

「名前があった方が説明しやすいよね。"ぽっきり安心くん"はどうですか?」

と提案したら、Kさんは顔を赤らめて

「えー!それって、ヒワイじゃないですか?」

と言った。

 

はて?

なぜ、"ぽっきり安心くん"がヒワイなのか??

私はハトが豆鉄砲状態になってしまった。

 

うーむ・・・・・・

〇という字を〇に替えると"〇〇〇〇安心くん"になるからか?

それとも、〇〇〇〇の〇を削除して〇を〇にすると、ストレートに〇〇〇になるからか?

 

しかし、他校では何の問題もなく、"ぽっきり安心くん"が採用されている。

略して"ぽっきり安心"とか"ぽっきり"などと呼び捨てにしているほどだ。

 

もちろん、女性の事務員さんも、

「"ぽっきり安心"をおつけできます」

「こちらの"ぽっきり"がついているから安心でお得ですよ」

などと恥ずかしがるような素振りは微塵もない。

 

部長さんに、そのことを話すと、

「うーん・・・Kは〇〇〇〇なのかもしれませんねえ」と、

けけけと笑った。

 

しかし、リーダーさんがヒワイと言うからには、

別のネーミングを考えなくてはいけない。

 

どうしよう。

"うーんと〇〇〇安心くん"

"とっても〇〇〇〇安心くん"

"やさしく〇〇〇安心くん"

 

うわ、どんどんヒワイになっていく。

困ったワイ。

ds-ccs (2009年6月17日 23:23) | 個別ページ

髪型

ある自動車学校にAさんという事務員さんがいる。

昨年入社したばかりの新人さんである。

Aさんはやや暗い印象ながら笑顔になるとよい表情をする。

 

ところが、ひとつだけ気になるところがあった。

髪型である。

 

どうにも、似合っていない。

と言うか、あきらかにヘンである。

爆発した頭から溶岩が流れ出しているようで、

岡本太郎さん風なのである。

 

そのAさんと訪問活動に出かけた。

指導員さんのアシスタントとして、

お客さんの表情をチェックするという役目である。

 

時間が経つにつれ、徐々に雰囲気も打ち解けてきて、

Aさんのカレシの話になった。

「いつも、太ってると言われるんです」

と言うその顔はまんざらでもなさそうである。

 

私も少しカレシのことを聞いてみた。

 

 私 :「カレは働いているんですか?」

Aさん:「いえ、学生です。専門学校に行ってます」

 私 :「へえ、何の勉強をしている人?」

Aさん:「美容師です」

 私 :「ふーん、美容師・・・美容師!」

 

私は思わずAさんの髪に目をやった。

「ひょっとして、Aさんの髪ってカレシにやってもらってるの?」

 

「はい、練習台なんです」。

 

それで合点がいった。

彼女の髪型が、「今風」な理由。

ちなみに「今風」とは、美容師さんが失敗した時にそう言うらしい。

 

しかし、愛があるならいいか。

いや、しかしどう見てもヘンはヘンである。

 

待つしかないのか、

カレシの腕が上がるのを。

 

ds-ccs (2009年6月16日 18:00) | 個別ページ

手紙

ある自動車学校が地元の小学校に出向いて、

自転車の乗り方教室を実施した。

 

対象は小学校3年生だそうだ。

 

その教室に参加した指導員さんが、

「これ笑ってしまうんですよ」と、参加した子供たちが書いた

「自動車学校のみなさんへ」という手紙を見せてくれた。

 

子供たちが一生懸命に書いた手紙だろうから、

笑っては失礼だろう思いながら、ひとつづつ読んでいくと、

中にこんな手紙があった。

―――――――――――――――――――――――

自動車学校のみなさんへ

 

本日はおいそがしいところ、お時間をいただいて、

まことにありがとうぞんじたてまつります。

 

ライセンスやシールやジュースや、お金のかかるものを

まことにありがとうぞんじたてまつります。

 

このありがとうさは、しんでもわすれきれないようちかっております。

 

りっぱなコースをおえらび下さいまし、

まことにありがとうぞんじたてまつります。

おてあらいもかしていただきまことにありがとうぞんじたてまつります。

 

このたびはまことにありがとうぞんじたてまつります。

 

3年〇組 〇〇〇〇

―――――――――――――――――――――――

 

いったいどんな風に育てると、

このような"ぞんじたてまつる"子供が育つのだろう?

 

と思いながらも、私はしばらく笑いが止まらなかった。

 

ds-ccs (2009年6月15日 20:07) | 個別ページ

撮影

指導員さんといっしょに車で交通安全の呼びかけをしていたら、

急に、自転車に乗った中学生らしき子供達に出くわした。

 

教習車を気にするそぶりも見せず、前方を我がもの顔で走っている。

右側を走っている子もいれば、左側を走行している子もいる。

もう、運転は無茶苦茶である。

 

「もう~、この子達ったら、やんちゃな運転して・・・」

運転していた女性の指導員さんもあきれていたが、急に

「あ!しまった。デジカメ持ってくるんだった」と舌打ちした。

 

この指導員さんは、交通安全ニュースレターの作成担当者で、

常に、ニュースレターに載せる写真ネタを探しているのである。

 

この時の絶好のシャッターチャンスを逃して、とても悔しそうである。

 

訪問が終わってから、ふいに指導員さんが

「あの時、川崎さんは、写メしてなかったんですか?」

と聞いてきたが、残念ながら中学生は撮影していなかった。

 

しかし、実はこの日、私は同行中にあるものを撮影していた。

 

その写真とは・・・

撮影.jpg

日本海側の小さな町で通りかかった小さな美容室の看板。

お店の名前は「東京美容室」。

 

おお、なんてジャンボリーな名前だろう。

 

・・・て言うか、

伝道師活動の役に立ってないじゃん。

 

・・・と言うよりも、

それって、ブログネタじゃん。

 

すまねえ。

 

ds-ccs (2009年6月14日 22:39) | 個別ページ

家の前

ある教習所で、交通安全の呼びかけであるご家庭に訪問したら、

おばあさんが出てこられた。

 

指導員さんが、

「この辺で危ないな思ったことのある場所はありませんか?」

と尋ねたとたん、おばあさんの語気が急に荒くなった。

 

聞いてみると、家の前で孫が車にはねられたのだと言う。

 

おばあさんは言った。

「ウチの前の道路は狭いのに、朝晩、猛スピードで車が通るから、

 危なくて仕方ない。 道路を広げるためなら、

 いつでもウチの土地を売ってもいいと思っとる」

 

それを聞いた指導員さんが言った。

 

「はあ、おカネも入りますしね」。

 

なんちゅうことをぬかすんじゃあああ!

 

しかし、おばあさんは何も聞かなかったかのようにスルーしてくれ、

最後は笑顔で「ご苦労さん」と言ってくれた。

 

伝道師よ・・・それでいいのか。

 

ds-ccs (2009年6月13日 17:17) | 個別ページ

十年前

ある教習所の指導員さんがこんなことを言ったらしい。

「川崎さんって、昔と言ってること全然違いますよね」。

 

その教習所には、10年以上前に行ったことがある。

その時、私はこんなことを言っていた。

 

「指導員が営業しないで誰がする」。

 

ところが、今はこう言っている。

「指導員が営業なんかしてどうする」。

 

あはははは。

確かに言ってることが全然違う。

 

しかし・・・

「川崎さんって、昔と言ってること変わらないですよね」

とか、

「川崎さんって、昔に比べて言ってること進化していますよね」

よりも、

「川崎さんって、昔と言ってること全然違いますよね」

と言われた方がよいのではないか。

 

企業は環境適応業である。

10年以上前と今とでは、環境が全く違う。

従って、

「全然違う」と言われた方が、断然カッコいいだろう。

 

・・・ということにしておこう。

その話題にはもう触れないでください。

 

ds-ccs (2009年6月12日 17:03) | 個別ページ

記録

どこかのプロ野球チームが、

1イニング失点の日本記録を塗り替えたというニュースを知って、

私もある記録を思い出した。

 

その記録とは私が中学生の頃、野球部だった時に記録されたものである。

同級生で、一人で3アウトになった奴がいたのだ。

とは言っても、トリプルプレーなどというカッコの良いものではない。

 

場面はノーアウト満塁、絶好のチャンスだった。

たしか2番バッターだったK君に、

監督は初球からスクイズのサインを出した。

 

K君はバントしようとしたが、空振りしてしまった。

当然、3塁ランナーは飛び出しているため挟まれてアウトになった。

 

2球目、監督は再度スクイズのサインを出した。

ところがK君は、また空振りをして3塁走者が挟まれアウトになった。

これで2アウト。

 

監督は、「ちっ」と舌打ちをして、「打て」のサインに切り替えた。

3球目、あえなくK君は空振りし、3アウトになった。

 

この時のチームの落胆ぶりときたら今でも忘れられない。

結局K君は、レギュラーだったにもかかわらず、

野球部在籍中に公式戦でヒットを1本も打てなかった。

 

ひとりで3アウトになった男。

打率.000の男。

 

K君は、その後不良になってしまった。

よほど耐えがたい屈辱だったのだろう。

 

カープの選手も不良にならなければよいが。

 

ds-ccs (2009年6月11日 23:27) | 個別ページ

本

ある経営者がニタニタしながら、

「この本、面白いですよ」と薦めてくれた。

 

タイトルは、『死ぬかと思った』。

 

どんな本か?

ビジネス書でも、思想書でもない。

あるサイトに投稿された、普通の人の

「死ぬかと思った」体験集である。

 

読んでみて、あまりのくだらなさに、

だはははははは、と笑ってしまった。

 

〇〇をもらした話とか、〇〇を垂れ流した話とか、

〇〇を拭き忘れた話とか、〇〇をひっかけられた話とか、

そんな下々の話ばっかりである。

 

まあしかし、どんな内容であれ笑顔にしてくれる本ではある。

 

そう言えば、私にも「死ぬかと思った」体験がある。

 

二十歳の頃、海沿いの国道を運転していた時のこと、

片側通行になっている工事現場から突然、太ったおばさんが飛び出してきたので、

急ブレーキをかけたが間に合わず、はね飛ばしてしまった。

 

おばさんはスローモーションのようにふわっと舞い上がり、

ゴロリと道路に転がった。

 

死ぬかと思った。

正確には、死んだかと思った。

もちろん私ではなく、おばさんが。

 

後からわかったことだが、そのおばさんは工事現場で働いている人で、

昼間から酒を飲んでいたらしい。

 

死んだかと思ったおばさんだが、

入院もすることもなく、2週間の打撲で済んだ。

 

お見舞いに行ったら、

「昨日は、痛うて寝られんかったんじゃが」

としきりに顔をゆがめて言った。

 

太っていた身体がクッションになってよかったのかもしれない。

母にそう言ったら、ちょっとだけ笑った後で、

「この、バカたれ」と怒られた。

 

ds-ccs (2009年6月10日 22:38) | 個別ページ

ハローワーク

ある自動車学校で、9時間連続で研修を実施した。

3時間×3グループに分かれての研修である。

 

最後には、足が攣って、ろれつがまわらなくなった。

 

ところで、この研修でいっしょに講師を務めた経営者がこんな話をしていた。

ある教習所では、社員研修の一環で指導員さんをハローワークに行かせているらしい。

 

ねらいは何か?

今もしも教習所を辞めたら、どんな仕事があるか、

失業者になったつもりで、探させるのだそうだ。

 

もちろん、指導員としての求人などない。

となると、他の職種を探さなければならない。

 

しかし、他の職種で今の年収が保障されるような仕事はない。

おそらく収入は半減するだろう。

 

今、指導員をやめたら、

どんな現実が待っているかを実感させるための研修なのである。

 

指導員さんたちはその話を聞いてシーンとなった。

思わず、私もシーンとなった。

 

今、仕事を求める人に、

世の中の風は強く、冷たく、きつい。

波も荒い。

 

指導員さんが行った先は、

「仕事さん、こんにちは」というハローワークではなく、

強風波浪ワークなのである。

 

ds-ccs (2009年6月 9日 23:12) | 個別ページ

スイス

買ってきた新発売のビールが微妙な味だったことから、

過去に一度だけ行ったことのあるヨーロッパの話になった。

 

そのビールのコンセプトが、

ドイツビールの原料と製法をうたったものだったからだ。

たしかに、スイスで飲んだビールはおいしかった記憶がある。

スイスはドイツではないが、似たようなものだろう。

 

しかし、それ以外の食べ物には閉口した。

じゃがいもとソーセージ。

 

唯一、おいしそうに見えたのが、

ホテルのアメリカンスタイルの朝食で、

スクランブルエッグやベーコンがガラス越しに輝いていた。

我々の朝食は、別メニューで固いパンであった。

 

ホテルの近くのスーパーで買ったヨーグルトは最悪だった。

ヨーグルトは、寝不足と疲れから熱を出してしまった妻に食べさせようと、

わざわざ探しまわって買ってきたものであった。

 

が、ひとくち食べた妻は

「まずい」

とひとこと言って、それ以上食べなかった。

 

たしかにまずかった。

理不尽な思い出である。

 

そして、スイスは思った以上に暑かった。

せっかく登った山の上も吹雪で何も見えなかった。

しまいに妻が熱を出した。

 

新発売のビールが微妙だったことから、

そんな苦い思い出が蘇った。

 

ds-ccs (2009年6月 8日 10:05) | 個別ページ

眺め

散歩に出ようと、ある山の公園を目指して妻と車で出かけたら、

どこまでも道が続いているので、どんどん頂上に登っていってしまった。

 

しばらくして、大きな案内看板の前に空き地があったので、

そこに車を停めて、引き返そうかと考えていたら、

ふと、遊歩道の入口らしき表示が見えた。

 

行ってみたら、

「展望台まで70メートル」

と書いてある。

 

車を置いたまま、その道を歩きはじめたら、

標識の通り、展望台が見えてきた。

 

驚いた。

すごい眺めである。

眺め.jpg

 

しばらく眺めていたら、

妻の携帯にメールが届く音がした。

友人からであった。

 

返信ついでにここからの眺めを写メしたところ、すぐに

「なんでまた、そんなところにいるのか?」

という返事か来た。

 

妻が「ビールをおいしく飲むため」と返信すると、

「新製品の〇〇〇というビールがおいしいらしいよ」というメールが来た。

 

なので、さっそく帰りにスーパーで買って帰った。

 

その友達は、大手ビール会社に勤めている。

よく試供品もくれる。

ありがたい。

 

ウチには試供品はないけれど、

お礼においしそうに飲んでいる写真を送ってあげよう。

 

飲んだら忘れると思うが。

 

ds-ccs (2009年6月 7日 16:54) | 個別ページ

相性

ある自動車学校の事務員さんから電話がかかってきた。

「川崎さん、ウチのHが怒っていますけど」

 

Hさんは、おやじギャグでその名を知られた検定員さんである。

はて、なぜ怒っているのだろう?

 

「携帯に4日連続でメールを送ったそうなんですが、返事が来ないと怒っています」

はて、メールをもらった記憶がないし、着信の事実もない。

 

Hさんが電話に出た。

「届いていないって・・・川崎さんがブロックしているんじゃないですか?」

 

ブロックしたつもりはないが、

私の携帯は、登録したメールアドレス以外ははじくようになっている。

ただ、Hさんのメアドは登録したのに、なぜか届かない。

 

私は言った。

「相性かもしれませんね」

 

血液型でもなく、動物占い(ふるっ)でもなく、

第六感でもフィーリングでも陰陽五行説(?)でもない。

 

相性である。

何の?

 

おそらく、おやじギャグとの相性がよくないのだろう。

 

「遅れてすいま栓抜き」って・・・。

「(メールを)返信仮面ライダー」って・・・。

 

でも、これからの季節、

少しでも涼しくなるのはありがたい。

 

ds-ccs (2009年6月 6日 21:16) | 個別ページ

整体師

「去年もこの時期にカラスが集団でやってきましてですね」

整体師は唐突にカラスの話を始めた。

 

「カラスはうちの方にもいます」と言うと、

今度はイノシシの話になった。

「以前、家で植えていた芋を全部掘り返されましてですね・・・」

 

「イノシシはそこらじゅうに穴を掘るらしいですね」と言うと、

「そりゃあ、すごいです」と、やっと会話が成立する。

 

それでもすぐにイノシシの話題が尽きたので、

「ウチのまわりにはタヌキがよく出ますよ」

と話を振ると、整体師はこんな話をした。

 

「ここいらへんにはタヌキはおりませんですね。

 いや・・・そう言えばこの前中学校の予定地の前の道路で、

 タヌキのような、犬のような生き物が轢かれていましたですね。

 降りてみた訳ではないので、どっちかはっきりはわかりませんが。

 タヌキじゃないかもしれませんですね、うーん・・・どうじゃろか」

 

話がどんどん尻すぼみになってしまう。

と思ったら、今度は鹿の話をする。

「最近は鹿も増えてるんですかね?」

 

しらんがな。

動物愛護団体に聞いてくれ。

 

「クマはどうですかね?増えておりますですかね?」

私が黙りこむと、整体師も話をしなくなった。

 

もしも、この整体師が整体ではなくて美容室を開業したら、

1か月で潰れてしまうだろう。

 

しばらくして整体師はいつものように独り言をつぶやいた。

「ははあ、やっぱり右か、右が凝っとるんじゃな・・・・・・まあ、左もじゃけど」

 

ds-ccs (2009年6月 5日 17:06) | 個別ページ

壮絶

午後4時頃に仕事が一段落したので、

急遽、気になっている映画を観にいった。

 

1969年に深作欣二監督が撮った作品である。

この4年後にかの有名な『仁義なき戦い』が生まれている。

 

しかし、すごい映画だった。

 

愛がテーマだと言うのに、

ナイフで殺し合って血まみれで死ぬわ、

警官は後ろからばんばん発砲するわ、

主人公はやっぱり血まみれで、

最後にはモーターボートで大型船舶に激突死するわ、

悲劇だと言うのに、笑うしかなかった。

 

観終わって家に帰ったら、

猫が抗生物質を飲んでくれないと、妻が落胆していた。

 

無理やり飲ませようと口の中にねじ込んだら、

仕舞にはカニのように泡を吹いたそうである。

 

ここでも壮絶な戦いがあったようだが、

やっぱり笑ってしまった。

 

ds-ccs (2009年6月 4日 23:22) | 個別ページ | トラックバック(0)

血尿

血尿が出た。

血便も出た。

 

急いで病院に行ったら、

膀胱炎の疑いがあるという。

 

採尿が必要なので、

膀胱に直接注射して尿を採取するか、

カテーテルを入れて採取しなければならない。

 

どちらも嫌なので、

体毛を除去して超音波検査(エコー)をしたところ、

膀胱に石は見られなかった。

 

ところが体を動かしたとたんに、エコーの画像にキラキラと影が舞った。

石にはなっていないものの、小さな欠片が尿道を傷つけているらしい。

 

薬をもらって家に帰ったら、

精根尽きはてて、ぐったりしてしまった。

 

今どきの動物病院の治療は、人間並みである。

 

 

 

 

血尿.jpg

ds-ccs (2009年6月 3日 23:14) | 個別ページ

梅干

先日の、会員校が一同に会しての研修の最終日は、

新幹線の時間が迫っていたこともあり、

帰り際の精算がばたばたしてしまったため、

明細を確認する時間がほとんどなかった。

 

帰ってから1週間経って、やっと時間が取れたので、

あらためて宴会の明細を見ていたら、目が点になってしまった。

 

今回の夜の懇親会はすべて飲み放題だったのだが、

明細を見ると、それ以外のものにけっこうお金がかかっている。

すべて焼酎がらみである。

 

たとえば、焼酎に入れるきゅうり。

1本300円。

たかっ。

 

たとえば、焼酎に入れる昆布。

単位はわからないが、これも300円。

うーん・・・。

 

そして極めつけは、焼酎に入れる梅干し。

110円。

1個が110円である。

全部で10個食べたから、1100円。

 

梅干が10個で1100円。

・・・私は思わずスッパ顔になってしまった。

 

しかし、それだけの値段ということは、

きっと、紀州の老舗がこだわった最高級の梅干だったのかもしれない。

そうに違いない。

 

・・・・・・。

明細など見なければよかった。

 

ds-ccs (2009年6月 2日 22:11) | 個別ページ

しっくり

その教習所では、交通安全の呼びかけ訪問をする時には、

専用のウエアを着用することになっている。

 

色は鮮やかなグリーンで、背中には

「交通安全 訪問アドバイザー」というシールがプリントされている。

当然、私も同じウエアを着て出かけて行った。

 

しばらくまわっていると、トイレに行きたくなった。

そう言えば、昼食でファミレスを利用した際、

ドリンクバーでウーロン茶を3杯も飲んだことを思い出した。

 

仕方がないので、私は指導員さんに

「近くにどこかトイレはありませんか?」と申し出たところ、

ちょうどホームセンターが近くにあったので、そこでトイレを借りることにした。

 

建物の中に入った私は、トイレの表示を見つけて

歩きはじめたものの、妙な感覚に捉われた。

 

なんだろう。

このしっくり感?

 

トイレに入ってふと鏡を見た時、その原因がわかった。

 

鏡に写っている私は、ホームセンターの店員さんそのものである。

しかも、トイレの壁に貼ってある売り出しのチラシがまた妙にしっくりくる。

 

このまま店内にいたら、間違いなく

「すみません。2寸釘はどこにありますか?」

などと聞かれそうである。

 

私は用を足した後、小走りで車に戻り、

しっくりくるホームセンターを後にした。

 

ウエア.jpg 

ds-ccs (2009年6月 1日 23:07) | 個別ページ