ある教習所で昼食を御馳走になった後、
コーヒーが運ばれてきた。
私は、40歳を過ぎたあたりからコーヒーはブラックを好むようになったので、
砂糖やミルクには手をつけない。
しかし、私といっしょにその教習所に来た自動車学校の社長は
コーヒーがあまり好きではないこともあり、ミルクを入れようとしたらしい。
ところが、いざ封を開けてみると、
液体状であるはずのミルクは完全に固まってしまっていた。
それに気づいた私も自分のミルクの封を開けてみたが、
やはり中身は固まっていた。
おそらく、冷蔵庫で冷やしすぎたか、
古くなったままずっと放置していた可能性が高い。
いずれにしても、来客に出すものではない。
私とその社長は、「これは写メをしておきましょう」と、
笑いながらそのミルクを撮影した。
自分の家ではまず起こらないことが、
なぜ、会社では起こってしまうのか?
コーヒーを出せと言われたから出す。
どんな仕事でも、やらされていると感じる仕事には隙が生まれる。
コーヒーのミルクに、
その教習所の問題が垣間見えた気がした。


