ある教習所の経営者が繁忙期のさなか、競合校にこんな電話をした。
「あのう、これから入校して3月末までに卒業できますか?」
すると、電話に出たおじさんは、
「3月末ぅ?そんなん無理に決まってるでしょ!」
と怒り出したと言う。
それでも、なんとかなりませんかと食い下がる経営者におじさんは、
「もし、卒業できると言ってできなかったらこっちの責任になるんですよ!」
とさらに怒りを爆発させたそうである。
その経営者は、内心笑いをこらえながら、
「すみませんでした」とあやまって電話を切ったそうである。
同じような電話がその経営者のところにかかってきたら、
担当者は間違いなく笑顔でこう対応する。
「3月末でございますね。はい、大丈夫ですよ」。
品質の差は明らかである。
しかし・・・なんと言おうか、
競合校のおじさんの受け答えには、
品質以前の"昭和の町工場"の匂いが色濃く漂う。
会社がお客を怒る。
業界にはまだそんな世界で生きている人が確かにいるのである。
なまんだぶ、なまんだぶ。

