妻が不敵な笑みを浮かべて言った。
「裁判員制度の封筒が届いたのは、私くらいのものですわ。うふふ」
私の知人やお付き合い先でも、封筒が届いた人はいない。
妻は、引出しにしまい込んだ裁判所からの封筒を取り出して、私に見せてくれた。
何かが入っている。
宝くじだった。
妻は、普段当たらないものが当たったことから、
それにあやかりたいと宝くじを買ってきたのであった。
うーん...。
彼女は、大きな勘違いをしている。
人は一生のうち、普段当たらないものが当たることがある。
それは、町内会の役員だったり、車(交通事故)であったり、宝くじであったりする。
妻の場合、それが裁判員制度だったのだ。
従って、宝くじは当たらない。
絶対に。


