クリスマスのイルミネーションがまぶしく街を彩る、
師走も近づく今日11月24日、
そのツリーはある自動車学校の玄関にあった。
干し柿ではなく、魔除けでもなく、カラスをおびき寄せるワナでもない。
柿ツリー。
うーん・・・これって。

クリスマスのイルミネーションがまぶしく街を彩る、
師走も近づく今日11月24日、
そのツリーはある自動車学校の玄関にあった。
干し柿ではなく、魔除けでもなく、カラスをおびき寄せるワナでもない。
柿ツリー。
うーん・・・これって。

ある教習所の朝礼に参加させてもらった。
珍しく、屋外に出ての朝礼である。
ひと通り指示伝達など終わったと思ったら、みんな四方に散ってラジオ体操が始まった。
ラジオ体操。
何年、いや何十年ぶりだろう。
スーツ姿のまま私も体操をしてみた。
両手を広げて体を伸ばしたら、山が見えた。
形のよいこんもりとした山だった。
そのまま上を見上げたら、今度は青空が飛び込んできた。
空気がひんやりと冷たくて、心地よかった。
体操が終わって校舎に戻りながら、隣にいた経営者に言った。
「いいですね、ラジオたい・・・」
息が切れて最後までしゃべれなかった。
妻の父上が初めて高齢者講習を受講した日の夜、
わざわざその様子を電話で知らせてきた。
よほど面白かったらしい。
「まるでコントを見ているようだった」と言う。
ある90歳の男性は、センターラインをまたいで道路の真ん中を堂々と走行しながら、
「島じゃあ、免許がなかったら生きていけんのんじゃあ」
と叫んでいたそうだ。
ある高齢者は合図がまだなのに一心不乱に検査結果を記入していて、
係員に「まだですよぉ」と注意されたという。
ある高齢者は、ロビーでタバコをふかしていた茶髪の若い女性に近づき、こう言ったそうだ。
「あんたあ、こげなところで、なにしょうるんね」。
女性はただ横目で高齢者を睨んでいたと言う。
自動車学校で若い女性が何をしに来ているかって・・・。
免許を取りに来てるに決まっている。
しかし、ふと思った。
高齢者と若者だけが一堂に会する場、
そんな場所は今の日本では自動車学校しかないのではないか?
そして、その場ではコントのような"暴走"や"ニアミス"が起こる。
ひょっとして、そこはディズニーランドよりも楽しいかもしれない。
ああ、行ってみたい。
無性に。
高齢者講習。
ある教習所の宿舎に泊まった。
とても寒い夜だったので、早く寝ようと布団に入ろうとしたら、
畳の上を何かがもぞもぞ歩いている。
黒っぽくて鎧をまとったような虫。
カメムシだった。
どうしようかと考えた末にティッシュに包んで窓から逃がしてやった。
やれやれと思って電気を消そうと思ってふと壁を見たら、何かがとまっている。
またもやカメムシだった。
少しの間じっとしていたが突然ぶーんと飛んで畳に落ちてきた。
またティッシュにくるんで窓から逃がしてやろうとしたが、なかなか離れてくれないので、
仕方なくティッシュごと室外機の上に置いて窓を閉めた。
電気を消して、布団に入った。
しばらくすると、闇の中でぶーんという羽音が聞こえた。
やっぱりカメムシだった。
私はその音を聞きながら、
同じカメムシが何度も出たり入ったりしているのではないかと思った。
そう思うと、眠れなくなった。
またぶーんという羽音が聞こえた。
私の顔の上に飛んでくるかもしれない。
もう、いてもたってもいられなくなった。
しかし、どうしても起き上がる気になれなかった。
しばらく布団の中で目を開けたままじっとしていたが、
気がつくといつのまにか朝になっていた。
見回すと、カメムシは枕のそばにいた。
いつまでもじっとして、まるで死んだように動こうとしなかった。
ある教習所の経営者がこんなことを言っていた。
「競合校が、『ウチが潰れそうだ』ということを募集先で触れ回っているそうです」
いわゆる中傷営業である。
ところが、競合校の方が2期連続の赤字なのだという。
なりふりかまわない教習所のやることは、なぜこうも情けなく、低レベルで、馬鹿げているのか。
経営者は、こう続けた。
「今月、社員旅行で海外に行きます。社員は円高なので買物が楽しみのようです。私は必ず卒業生にお土産を買ってくるよう言いました。旅行から帰ったら卒業生宅にお土産を届けさせるつもりです」
なるほど。
潰れそうな教習所が海外旅行に行けるはずがない。
お土産のことはクチコミで広がるだろう。
なんだろう、この違いは。
ある教習所が、高校の校門前近くでチラシを配っていたら、先生から注意されたという。
解禁前に生徒に免許のチラシを配ってもらっては困るという。
ある教習所では、高校の正門は先生の監視が厳しいので、裏門周辺でチラシを配っているという。
ある教習所では、正門も裏門も先生が立っているため、バス停付近で配っているという。
ある教習所では、正門も裏門もバス停も難しいので、駅の近くで配っているそうだ。
どうしたら、高校生にチラシを配れるのだろうか?
どうしたら、先生の目をかいくぐることができるのだろうか?
どうしたら、正々堂々と配布活動ができるのだろうか?
答えは簡単である。
先生が「ありがとうございます」と言って受け取ってくれるものを配ればよい。
教習所として高校の役に立つことは何か?
ほら、わかった。
世の中には計算が苦手な人がいる。
しかも、足し算ができない人が意外に多い。
1+1=??
といった計算はできるのだけれども、
1+1+1+1+1+1+1+1+1=??
という長い足し算になると、頭から計算をしない人がいる。
かと思えば一方で、
1+1=2より多く計算しようとする人がいる。
困った人たちだ。
微分積分などできなくてもよいが、足し算や引き算ができなければ不幸になる。
そのことを誰でもいいから、教えてあげて欲しいと思う。
しかし、残念ながら教える人はいない。
教えても聞く耳を持たないのだろうけれど・・・。