大学で免許説明会をするというので一日見学させてもらった。
何をするのかと見ていると、指導員さんは制服を脱いでエプロンをつけている。
なんでも生協のおまつりの日なのだそうで、自動車学校もお店を依頼されたのだという。
免許説明会なのに・・・?
指導員さんが手際よく材料を仕込み始めた。
まもなくして、ポンポンパチパチという音とともに、香ばしい香りが漂ってきた。
ケースの中の鍋からポップコーンがもりもりあふれてくる。
「ポップコーンはいかがですか?50円です」
呼び込みも手慣れたものである。
免許説明会って・・・?
私が感心していると、課長は説明してくれた。
「今日は塩味なんですが、カレー味やチョコレート味、キャラメル味も出来るんです」
なんだか、楽しそうである。
この日、朝の10時過ぎから夕方4時まで、指導員さんはせっせとポップコーンを作っていた。
免許説明会はどこへ・・・?
私は、帰り際にお疲れ様でしたと声を掛けながら、心の中でこうつぶやいていた。
おーい、免許説明会!

