長い出張を終え、空港で航空券を求めようと行き先を告げたら、
「欠航です」と言われた。
欠航?
一瞬何のことだか意味がわからなかった。
つまりは、飛行機が飛びませんということだ。(当たり前か)
1日1便なのに。
仕方が無いので一番近くの空港に飛んで、そこから新幹線を利用することにした。
時間が倍以上かかる上に、交通費も余分にかかる。
が、怒っても泣いてもどうにもならない。
ため息をつきながら、私は観念した。
しかし、飛行機という乗り物は、こうしたリスクといつも隣り合わせだ。
まともに時間通りに着く、などと思ったらひどい目に遭う。
だいたい2回に1回は時間通りに発たない。
ということは当然のことながら時間通りに着かない。
着かなければ、連絡する交通機関にも遅れる。
遅れると帰宅時間が遅くなる。
しかも機内では、あれもしてはいけない、これもしてはいけないと実に制約が多い。
乗るまでが大変なのに、乗ってからも安らげない。
座席は狭く、窮屈極まりない。
シートがほころびたりなんかしていると、心がすさんでしまう。
風が吹くと揺れるし、気流が悪くても揺れる。
富士山は黒くて、ちっともきれいではない。
だったら乗らなければいいではないか。
そうもいかない。
東北から九州まで、出張先は広域に渡る。
決して小さくないリスクにおびえながら、また飛行機に乗らなければならない。
今回の欠航について、納得いかない点があったので、
ホームページから問い合わせをしてみた。
返事が来たのは、なんと5日後だった。
もう目を通す気も起こらないので、すぐにゴミ箱に捨ててしまった。
日本中の飛行機が全部、サウスウエストならいいのに。
無理だけど。

