指導員の小谷さんと車で訪問に出かけた。
しばらくして狭い道に入ってしまい、おやおやと思っていたら、曲がり角で車が進まなくなった。
小谷さんは、にこにこしながらしばらく小刻みに前進したりバックしたりしていたが、やがて溝にタイヤを落とすことなく無事通り抜けることができた。
さすが、指導員さんである。
しかし、別の狭い道でブロック塀に車体をこすってしまい、傷をつけてしまった。
私が「始末書ですね」と言うと、ばつの悪そうな顔をしている。
小谷さんは、学校ではいるのかいないのかわからないほど静かな存在なのだそうである。
ところが、営業に出るととたんにいきいきしてくる。
ゼンリンの地図を片手にさっそうとハンドルを切る小谷さんを見ていると、何だかかっこいいと思うのである。


