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2008年7月アーカイブ

マルチ商法

ある教習所で、指導員数名と営業ミーティングを実施した。

みんな、どこか暗い顔をしている。

中でも、露骨に嫌そうな顔をしている女性指導員(Iさん)がいる。

もう、ベテランの領域に入る百戦錬磨の指導員のようである。

彼女は、私の話を黙って聞いていたが、その内、ぽつぽつとしゃべるようになった。

私とはあまり目は合わさないものの、言うことがとにかく面白い。

おもろいおばちゃんなのである。

みんなも、Iさんの話を聞きながら、ゲラゲラ笑っている。

私もゲラゲラ笑った。

ところが、最後に次のようなことを言った。

「私は、教習している時でさえ、後ろで見られるのはイヤなのに、訪問にまでついてこられて横にいられるのは絶対イヤ」

このIさん、少し前に私がこの教習所で全員を対象に営業(伝道師活動)の話をした後で、上司にこんなことを言ったそうである。

「課長、あの人の話し方は、マルチ商法の話し方そっくりですよ。ゼッタイ騙されますよ」。

 

人は見かけが9割という。

暗いとか、とっつきにくいとか言われるのならわかる。

実際、そうだから仕方が無い。

しかし、マルチ商法というのは、いかがなものか。

さらに、「同行は絶対イヤ」発言。

イヤとかキライと言ったら、逃れられるとでも思っているのだろうか。

ふっふっふっふっふ。

こうなったら、何が何でも同行してやる。

どこまでも付いていってやる。

富士山の樹海だろうが、九十九里浜だろうが、へばりついてやる。

地獄の果てまで喰らいついてやる。

はっはっはっはっはっは。

さあ、どうするIさん。

 

別にどうもしなくていいが。

 

ds-ccs (2008年7月31日 11:46) | 個別ページ

情けない

ある経営者から「"免許○○"というあっせん業者のサイトを見てください」と電話が掛かってきた。

すぐに、ネットで検索してみたところ、教習料金が異常に安いことに気が付いた。

合宿ならまだしも、通学料金である。

おかしいと思って、さらに詳しく見ていったら、すぐに安い理由がわかった。

検定料などの諸費用3万円以上が「別途料金」となっていたのだ。

 

明らかに公正競争規約に反している。

しかも、この業者のサイトの中で頻繁に使われているキャッチコピーを見て、眉をひそめた。

「直接、教習所の窓口で申し込むよりも最大で○万円お得です」

なんて、魅力的なキャッチコピーなのだろう。

でも、本当なのだろうか。

そこで、この業者と契約しているある関係先の教習所の料金と比較してみた。

すると、確かに「通常価格」においてはそれくらいの価格差は認められた。

だから、うそではない。

ところが、現在実施中の「学生キャンペーン料金」との比較では、反対に直接申し込みの方が安いことがわかった。

聞けば、この業者からの送客が急増しているという。

「窓口よりも安い」というキャッチと、規約違反の料金表示。

お客も教習所も見事にこの業者の術中に嵌っているのだ。

結果、お客は高い料金を払わされて、教習所は何万円もの手数料を払わされる。

こんな馬鹿な話はない。

巧妙なことに、ネットで教習所名を検索すると、スポンサーサイトの一番上にその業者のサイトが表示される。

そこをクリックすると、「直接申し込むより安い」というキャッチコピーと、諸費用を除いた異様に安い料金が現れる。

お客はここで、魅力を感じながらもすぐには申し込まない。

「損をしたくない」という心理から、ほぼ間違いなく、その教習所のホームページを見る。

そして料金を調べる。

そして、パッと見の料金を比較したときに、安いのは当然業者の料金だ。

ここで、詳細に調べるお客がどれくらいいるだろう。

ホームページのデザインがダサければ、なおのこと業者に流れるだろう。

勝負あり。

その業者からの送客が増える理由(わけ)である。

 

問題は、こうしたやり口を教習所サイドが知っているかどうかだ。

知っていたらすぐにでも規約に基づいた料金表示に即刻直すよう、行動を起こすべきだ。

検索結果のところでキャンペーン料金をしっかりPRすべきだ。

もしも知らないとしたら、あまりに情けない。

「お客が減っている中で、たくさん送ってくれてありがとう」などと思っている教習所があるとしたら、輪を掛けて情けない。

でも、まさか・・・

いくらなんでも、そんなことはない。

そんなに情けない教習所などあるはずがない。

・・・・・・・・・・

どなたか、「そうだ」と言ってください。

お願いです。

ds-ccs (2008年7月25日 15:32) | 個別ページ

ハラガイタイ

腹が痛い。

とても痛い。

夜中に痛みで目が覚めた。

痛みは朝になっても治まらない。

なぜだろう。

どうしたことだ。

きりきりと激しい痛みが襲う。

痛みとともに下痢の症状も出てきた。

何か妙なものを食べたのだろうか。

そう言えば、21日の夕食に納豆が出た。

妻の分はなく、私だけに出された納豆だ。

この時、その納豆を以前食べたような記憶がうっすらとよみがえった。

2,3日前、いやもっと前だ。

妻に納豆の賞味期限を聞いてみた。

「大丈夫です」

もう一度、本当に切れていないか聞いてみた。

「ですから、大丈夫です」

納豆をかき混ぜながら、粘りが弱々しいのが気になった。

やはり、納豆が原因だろうか。

はっ。

妻に賞味期限が切れていないか聞いたとき、「大丈夫」だと言っていた。

再度聞いたときも「大丈夫」だと言っていた。

切れていないかと聞かれたら、普通、「切れていません」と答えはしないだろうか。

なんだ「大丈夫」というのは。

はっ。

「大丈夫」というのは、「賞味期限は切れているけど、少しだけだから大丈夫」という意味かもしれない。

切れていなければ、「切れていません」と言うはずだ。

そうだ、そうに違いない。

納豆の包装パックには賞味期限が書いてある。

しかし、もう昨日のことだからすでナイロンゴミとして出されているかもしれない。

痛む腹を抱えながら、台所の隅にあるゴミのボックスを開けてみた。

あった。

いきなり目に飛び込んできた。

納豆の包装パックだ。

間違いない。

賞味期限。

7月の・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20日。

もう、そんなことはいい。

腹が痛い。

これから出張だと言うのに。

ds-ccs (2008年7月24日 15:24) | 個別ページ

甘井さんからのメール

甘井さんから「社会人塾の反響すごいですよ」というメールをいただいた。

甘井さんは、ある教習所で孤軍奮闘で営業を担当している指導員さんである。

「社会人塾」というのは、教習所の卒業生や高校3年生、大学生に配布するツールで、進路の決め方や就職に関するお役立ち情報を載せた1枚もののニュースレターである。

以前であれば、免許を取るのは進路が決まってからになるので、

「進路はお決まりですか?」「やはりご進学ですか?」「決まったら免許ですね?」

などと、訪問のたびに迷惑千万な質問をしていた。

ところが、就職するにしても進学するにしても、進路を決めるのは大変なことだ。

本当に相手のことを考えるのならば、免許を勧める前に進路を決定することに対する不安を少しでも解消してあげることや、せっかく就職した会社でつまづかないように、あまり知られていない知識やマナーを教えてあげる方がはるかに喜ばれるのではないかということで、今年から作り始めたのが「社会人塾ニュースレター」である。

甘井さんによると、家族で楽しみにしているご家庭も多いそうだ。

バックナンバーは常に持ち歩いているそうだ。(と言っても全部で3号しかないのだが・・・)

甘井さんの教習所にはやる気が無く、休むことばかり考えている指導員が多いという。

営業のことなどこれっぽっちも頭にないそうだ。

猛暑の中、訪問を続ける甘井さんに、速効で書き上げた「社会人塾」第4号を送った。

ds-ccs (2008年7月21日 23:09) | 個別ページ

誰も信じない

ある経営者が、大型の駆け込み需要であがった収益について、幹部にこんなこと言った。

「社員に還元?しないよ。将来、何かあった時のために取っておかないと」

将来何かあった時にはちゃんと出すということですか?

「そうだよ」

って、誰も信じないよ。

 

生徒の数は落ちていないのに、昨年に比べて賞与がかなり減額されることに不満を漏らした幹部に、経営者は言った。

「よそでは賞与なんて出ていないのに、出るだけありがたいと思ってくれないと」

よそが出ないのにウチは出るから喜ばないといけないということですか?

「そうだよ。なんでそんなことわかんないかな」

って、誰もわかんないよ。

 

こうして、指導員のモチベーションはどんどん落ちていく。

こうして、教習所から優れた人材が離れていく。

そして、生徒がどんどんいなくなる。

 

ある教習所で、生徒の激減から賞与が半分になると聞いて、指導員はこう言った。

「賞与が半分?かまいません。社長はこれまで頑張った分は出すからと言って、ちゃんと出してくれました。こんな時にこそ我々が頑張らないと」。

 

 

ds-ccs (2008年7月19日 09:43) | 個別ページ

カステラアイス

特急列車の中で弁当を食べてぼんやりしていたら、放送が聞こえてきた。

女の人の声で車内販売の案内をしている。

何気に聞いていたら、珍しいアイスクリームを売っているという。

それは、高千穂牧場で作った濃厚なアイスクリームを長崎のカステラで挟んだものだという。

どんなものか想像していたら、無性に食べたくなった。

目的地まであまり時間がなかったが、アイスを食べる時間くらいは残っている。

まもなく車内販売がやってきた。

私が「カステラアイスください」と言うと、売り子の女性は、こう言いながら私に渡した。

「柔らかくなるまで、しばらくたってお召し上がりください」。

仕方ないのでアイスを窓辺に置いてぎりぎりまで待つことにした。

お金を払おうと千円札を渡したら、売り子さんは困ったような顔で言った。

「細かいのはございませんでしょうか?」

お釣りの百円玉がないのだと言う。

あいにく私も硬貨の持ち合わせは無い。

「すべて50円玉でよろしければ・・・」

仕方ないので「かまいませんよ」と、手のひらにじゃらじゃらと50円玉をもらった。

小銭入れに収めようかと思ったが、窓辺に置いたカステラアイスの横に50円玉を重ねて置いてみた。

しばらくそのままぼんやりとしていた。

ふと、車窓に映っている私の顔に気がついた。

私の顔は嬉しそうに笑っていた。

 

 

 

ds-ccs (2008年7月16日 23:30) | 個別ページ

狭い道

指導員の小谷さんと車で訪問に出かけた。

しばらくして狭い道に入ってしまい、おやおやと思っていたら、曲がり角で車が進まなくなった。

小谷さんは、にこにこしながらしばらく小刻みに前進したりバックしたりしていたが、やがて溝にタイヤを落とすことなく無事通り抜けることができた。

さすが、指導員さんである。

しかし、別の狭い道でブロック塀に車体をこすってしまい、傷をつけてしまった。

私が「始末書ですね」と言うと、ばつの悪そうな顔をしている。

小谷さんは、学校ではいるのかいないのかわからないほど静かな存在なのだそうである。

ところが、営業に出るととたんにいきいきしてくる。

ゼンリンの地図を片手にさっそうとハンドルを切る小谷さんを見ていると、何だかかっこいいと思うのである。

画像-0114_004.jpg

 

ds-ccs (2008年7月12日 22:20) | 個別ページ

海外

海外で、オプショナルツアーのバスに乗り遅れた。

集合時間を10分も過ぎていたので、バスはもちろんのこと係員もいない。

A型の妻は、ショックを隠せず茫然自失状態である。

仕方が無いので、ホテルに戻ってコンシェルジュに路線バスで追いかけたい旨を伝えると、きょとんとした顔でこんなことを言われた。

「路線バス?2時間はかかるよ?レンタカーなら45分なのに」

 

レンタカー。

想定外である。

左ハンドル、右側通行、左折大回り、右折小回り。

日本とは全くの正反対なのである。

しかも、市街地は朝晩渋滞がひどく、ハイウエーは最大6車線あるという。

うむむと唸っていたら、ふとある経営者の言葉が浮かんだ。

「せっかく海外に行くのに運転しないんですか?もったいない、簡単なのに」

 

必要は発明の母。

1時間後、私はハンドルを握っていた。

ナビの設定に苛立ち、市街地であたふたし、ハイウエーでどぎまぎしたものの、海に向かう国道に入る頃には、だいぶ落ち着いてきた。

妻の顔を見る余裕は無かったが、声は明らかにはしゃいでいる。

やれやれ。

 

ふと、ある感覚を覚えている自分に気づいた。

わくわくする。

気分が高まる。

爽快。

この懐かしいような感覚。

すぐにわかった。

楽しいのである。

運転が。

ds-ccs (2008年7月10日 10:31) | 個別ページ