ある教習所で偶然、クレーム対応の現場に通りかかった。
私が見たのはほんの2秒ほど、一瞬である。
後から聞いたところによれば、検定に不合格になったお客様からの苦情だったそうだ。
詳しい内容はわからないが、その場面を見て瞬間的に「まずい」と思った。
まず、場所がよくない。
ロビーの隅。
しかも、立ったまま。
お客様に対する体の角度もよくない。
相手の目を見ないまま聞いている。
表情も不安そうだ。
不手際がこちらにあったと認めてしまっているように見える。
クレームは、相手の言い分をとことん聞かなくてはいけない。
終始、受容の態度が必要だ。
謙虚な姿勢も求められる。
一通り聞いたら、解決策を相手に言ってもらうようにする。
無理難題を言われた時には、毅然とした態度を示すことも必要だ。
そのためには、落ち着いて聞けるよう場所を変える必要がある。
適当に立ち話で処理しようとすると、それが相手に伝わり、こじれる。
つまり、最初の対応を誤ると、こじれる。
こじれなければいいけど。

